iPadが手元になくても問題ナシ!
第2世代Apple PencilをiPadなしでチャージできる便利な充電器「Apple Pencil 2 充電スタンド」
第2世代のApple Pencilは、対応するiPadに吸着させて充電する方式を採用しています。第1世代はLightningポートに本体を差し込むという、見た目にも不恰好な方式だったのが、ずいぶんとスマートになりました。
その一方で、iPad本体がないと充電が行えないという新たな問題も出てきたほか、iPad自体を充電しながらの充電となると、効率の悪さを感じることもしばしばです。こうした場合に役立つのが、今回紹介するIdeaThinkの「ITCharger-A2」です。
これは第2世代Apple Pencil専用に設計された有線の充電器です。ペンケースを思わせる本体には、第2世代Apple Pencilをはめ込むための凹みがあり、ここに本体を寝かせることで、USB経由で充電が行えます。
これならばiPadがなくとも充電が行えるので、ふだんからiPadをバッグの中に入れっぱなしにしているなど、iPadが手元にない場合に重宝します。このほかApple Pencilの吸着に対応しないケースを使っている場合や、予備も含めて2本のApple Pencilを取っ替え引っ替え使っている場合も便利です。
供給される電力は5V/1Aまでとされています。本来の充電方法である、iPadにApple Pencilを吸着させての充電でどれだけの電力が供給されているかをAppleは公表していませんが、充電完了までの時間を見る限り、本製品を使った場合も、ほぼ同等の電力が供給されているようです。ちなみにLEDは、待機中が赤色、充電中は緑の点滅、充電完了は緑の点灯状態と、3つのパターンに分かれています。
ところで本製品は現行モデルのほかに世代が古い製品も存在し、そちらは充電が完了しても給電が停止されないのか、Apple Pencilを入れっぱなしにしておくと熱を持つという口コミが散見されます。事実であればApple Pencilを痛める可能性があり、あまり好ましくありません。
今回筆者が購入して使用したモデルは、ワットチェッカーを用いて測定した限りでは、充電中は5V/1A、充電完了後は5V/0.08~0.1A程度という結果でした。完了後はきちんと電力が低下しており、また口コミにあったような発熱も見られませんが、電流が完全にゼロになることはなく、微弱な電力が流れ続けているのは確かなようです。
このあたりがもし気になるようならば、充電完了後はApple Pencilを取り外すか、あるいは通電をタイマーでオン・オフできるUSB延長ケーブルを導入するなどして、通電をカットするのがよいかもしれません。このあたりはサードパーティ製品ゆえ、自己責任ということになりそうです。
なお本製品はUSB Type-Cではなく、USB Aポートから給電を行う仕様になっています。USBはすでにUSB Type-Cに統一している人も少なくないはずですが、Apple Pencilが必要とする電力はそう多くはないため、USB Aポートであっても、速度的なデメリットは特にありません。
もちろん両端USB Type-Cケーブルに換装して使う手もあるのですが、ひとまずは添付のUSB A-C仕様のケーブルを用い、一般的なUSB Aポートを持つ充電器やデバイスから給電を心掛けるのが良さそうです。
- DATA
製品名:Apple Pencil2充電スタンド
実売価格:2,980円
発売元:IdeaThink
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BC85KK52/
2023.04.25 Tue2023.05.10 Wed