今回は、日々をたのしむ文房具ブランド『HITOTOKI(ヒトトキ)』から発売されている「COFFRET(コフレ)」の紹介です。「COFFRET(コフレ)」は、コスメパレットをモチーフにした貼って剥がせるフィルムシールで、無地・ニュアンス柄・箔押しなどさまざまな印刷パターンがあります。デザイン性も高く、自由に組み合わせて貼るだけで、身近なオフィス用品やお気に入りのアイテムをお洒落にデコレーションすることができます。
ちなみに『HITOTOKI(ヒトトキ)』は、オフィスや家庭用の文房具でお馴染みのキングジムが運営する文房具ブランドで、とにかく個性的でお洒落なアイテムを販売しています。「COFFRET(コフレ)」以外にも素敵なアイテムが展開されているので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
形やサイズ、色のバリエーション豊かなフィルムシール
さて「COFFRET(コフレ)」は、PET素材の貼って剥がせるフィルムシールです。ROUND、SQUARE、BAR、TRIANGLE、CIRCLEと形のタイプが5種類あり、それぞれ4〜6種類のシールがセットになっていてます。またカラーもピンクフロート、ホリゾンブルー、シフォンイエロー、フォレストグリーンと4種類あり、5つの形状ごとに4色あるので全部で20種類のラインナップになっています。
シールのデザインは smanim(スマニム)さんが手掛けていて、同じパレットのシールを組み合わせればバランスがよくなるよう作られているそうです。シールは1デザインにつき8枚ずつあり、透明の裏紙付きで、付箋のように上部が接着されて重なっています。
カレンダーや文具などペーパーアイテムをかわいくデコろう
「COFFRET(コフレ)」の使い方は、パレットから1枚取り、透明な裏紙を剥がしたら、好きな場所に好きなように貼るだけです。いただきもののシンプルなカレンダーに貼り付け、かわいくするといったこともできます。大事な日を「COFFRET(コフレ)」で目立たせても良いでしょう。
シールは薄い色のものは特に透け感があり、金や銀の箔のものは柄以外のところが透明なので、重ねて貼ることで色の重なりを表現できる点が使っていて楽しいです。また、「COFFRET(コフレ)」は貼って剥がせるように作られているため、「貼ってみたらバランスが悪かった」、「曲がってしまった」といった場合にも簡単に貼り直しができます。資料の中の大事な部分を一時的にマーキングしておきたいといった場合に使うのにも便利です。
他にも、紙製ファイルや封筒などをデコレーションすることができます。オフィスには同じようなファイルや封筒がたくさんあるということもあるので、種類ごとに「COFFRET(コフレ)」を貼り分けて分類するといった使い方もオススメです。
ちなみに「COFFRET(コフレ)」の裏紙は剥がすのに少しコツがいり、特に小さいサイズのものは剥がしづらいです。シールの縁に指の腹をひっかけるようにすると取りやすく、小さいものは角の少し横あたりだと指のひっかかりが良いです。あるいは、裏紙の上半分には付箋のように一つ前のシールに着けるための粘着力があるので、裏紙ごと不要な紙に貼り付け、裏紙を残して紙から剥がすようにしても取ることができます。
身の回りのガジェットやプラ製品もデコれる
なお、「COFFRET(コフレ)」は紙製品だけでなく、プラスチックなどのツルツルしたものにも貼ることができます。例えば、PCやタブレット、スマホ、プリンター、モニターといったものもデコレーションできます。さまざまな形があるので、絵を描くように貼り合わせても楽しいでしょう。キーボードのエンターボタンなどに貼ると、目立つ上に指先でシールが貼ってある質感を感じ取れるので、よりブラインドタッチでズレなくキーを押しやすくなります。
また、AirPodsは持っている人が多いので、うっかりオフィスの共有スペースに置きっぱなしにしてしまうとぱっと見誰のものかわからないということもあるのではないでしょうか。そうした人と被りがちなものの目印としても使えます。
ただ、「COFFRET(コフレ)」は貼って剥がせるシールのためスマホなどカバンやポケットを出し入れするものに貼っていると、どこかに引っかかってシールが剥がれてしまうかもしれません。そうしたもので使いたい場合は、セロハンテープなど透明のシールで上から保護するか、スマホの場合は「COFFRET(コフレ)」を本体に直接貼り、その上からスマホケースで保護すると安心です。
このように「COFFRET(コフレ)」は身の回りにあるものにどんどん貼っていきたくなってきます。例えば、ガムボトルなどもラベルを剥がしてデコレーションするとかわいいでしょう。周りの人と同じペットボトル飲料を飲んでいるときに間違えないようフタに貼るといった使い方も考えられます。ただ、カーブしている面に貼っても徐々に剥がれてきてしまうので、なるべく平らな面に貼るようにすると良いです。
他にも会社の人へのちょっとしたお土産をラッピングするといった場面でも使えます。シールの表面はツルツルしているのでボールペンや鉛筆などは向いていませんが、油性ペンであればメッセージや名前などを記入することもできます。
ちなみに、プラスチックや金属などツルツルした場所に貼る際には、油分や汚れがついていると接着が悪くなってしまうので、あらかじめきれいに拭いておきましょう。また、カーブだけでなく凹凸やテクスチャのある面も貼るのに向いていません。
USBなどのコード類の目印や本のしおり代わりに半分に折ってシール面を貼り合わせることも考えましたが、「COFFRET(コフレ)」のシール面同士では接着が弱くしだいに剥がれてきてしまい、そうした使い方には不向きのようです。
まとめ
「COFFRET(コフレ)」は、さまざまなモノを好きなように貼るだけでオシャレに見せることができるアイテムです。ユーザーのカスタマイズ性を考えた主張しすぎない高いデザイン性が特長で、シンプルなデザインのオフィス用品を楽しくデコレーションしたり、AirPodsなど他人のものと間違いやすい製品に対して目印代わりに貼ったりすることができます。また貼って剥がせることが特長のため、バランスが悪いと思ったり、もう剥がしたいと思ったりしたときには簡単に貼り直しや剥がすことができるのも特長のひとつです。
ただし、粘着力がすごく強いわけではないため、凸凹の面やカーブのある面、汚れているところなどは剥がれやすくなってしまいます。そうした点を踏まえて貼る場所やアイテムを考える必要はあるでしょう。なお、直射日光が当たったり高温になる場所に長時間置いておくと粘着成分が溶け剥がしにくくなってしまうことがあります。これからの暑い季節には置き場所にも注意すると良いでしょう。
- DATA
製品名:COFFRET(コフレ)
定価:各594円(税込)
発売元:キングジム
商品情報サイト:https://www.kingjim.co.jp/hitotoki/sp/coffret/
公式ECサイト:https://hitotoki.store/collections/coffret
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CL3T9BKY/
- 平田順子
- ライター・編集者
- 大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を手がける。近年はデジタルマーケテイング媒体での執筆が増え、クリエイターをはじめマーケターや経営者の方々の取材を手がけている。https://junkohirata.work/
2024.06.20 Thu