【5】<Event Area>東京都・品川区
「少年ジャンプ+展」
~漫画アプリの創刊10周年を記念した初の展覧会~
集英社の漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」が2024年9月に創刊10周年を迎えました。これをを記念し、初の展覧会が寺田倉庫G1ビルで開催されます。キービジュアルには、「少年ジャンプ+」の連載作家11名の描き下ろしイラストが起用されました。キーカラーの赤色の華やかな服を身に纏ったキャラクターたちが、パーティーのように来場者を迎えるコンセプトのビジュアルです。
2014年に創刊された「少年ジャンプ+」は70作品以上のオリジナル連載漫画を無料で連載し、2,900万ダウンロードを超えるアプリへと成長しました。「週刊少年ジャンプ」の電子版や「ジャンプコミックス」の購読にも対応しています。
今回の展覧会では、大迫力の巨大スクリーンで楽しめるシアター映像、作品の第1話の名シーンを集めた「ジャンプ+ロード」、等身大キャラクターや作中の名言および「神回」を集めたエリアなど、多彩なコンテンツが用意されている充実の内容です。「SPY×FAMILY」「怪獣8号」「ダンダダン」といった人気作品の個別のエリアも設置されています。
さらに「少年ジャンプ+」アプリでは「いいね!」のような「いいジャン!」という仕組みが導入されていますが、これをリアルの場に再現したのが「いいジャン!ウォール」です。お気に入りの作品のそばに「いいジャン!」シールを貼ることができ、展示されている複製原画には連載作家による作品へのコメントが寄せられています。
| 期間 | 2025年4月18日(金)~5月18日(日) |
| 開催場所 | 寺田倉庫G1ビル 東京都品川区東品川2-6-4 |
| URL | https://jumpplus-ex.jp/ |
【6】<Event Area>神奈川県・横浜市
「ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの女神たち(横浜展)」
~リアルとデジタルで堪能するアール・ヌーヴォー~
全国各地を好評巡回中の「ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの女神たち」が、横浜で開催されます。2023年末に大阪でスタートし、名古屋での開催を経て、横浜会場は全国巡回3都市目の開催です。
本展ではアール・ヌーヴォーの代表的な画家・デザイナーとして知られるアルフォンス・ミュシャ(1860〜1939年)が紹介されています。高精細のプロジェクターを用いた映像空間では、代表作の「ジスモンダ」をはじめ、「モナコ・モンテカルロ」「JOB」「夢想」などの多くの名作が映像化されました。パリ時代の華やかな作品を中心とした紹介が繰り広げられます。
さらに、本展はデジタルとリアルが融合した展覧会であることも特徴です。近年になって増えてきた映像コンテンツのみの美術展とは異なり、実物の作品も数多く展示されます。
展示は、大きく4章に分かれた構成です。第1章は魅力的な女性像を表現した作品が集まる「麗しの女神」、第2章は商業ポスターやカレンダーなどの印刷物を紹介する「暮らしの彩り」、第3章は女性や植物などのモチーフの流れる美しさが表現された「スタイルの美」で、第4章では自国の誇りや尊厳を表現した作品が展示されます。
なお、本展は写真撮影もOKです。ただし、撮影不可のエリアもあるため注意が必要となります。
| 期間 | 2025年4月18日(金)~5月18日(日) |
| 開催場所 | 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール 神奈川県横浜市中区新港1-1-1 |
| URL | https://mucha-immersive.com/ |
【7】<Event Area>東京都・渋谷区
「視える人には見える展」
~写り込んだ “何か” が見える…かもしれない写真展~
霊的な存在など「 “何か” が視える」世界を擬似体験できる写真展です。展示写真は一見すると何の変哲もない風景写真に感じられますが、全て霊能力者の監修によって確認された「視える人には見える写真」となっています。
監修を務めたのは、吉本興業所属の霊視芸人であるシークエンスはやとも氏と、東京の高円寺で透視・霊視を用いたカウンセリングサロンを運営しているMiyoshi氏です。展示される写真は新たに撮り下ろされたもので、「廃墟」「樹海/パワースポット」「都市圏」という3つのテーマに沿っています。
その不思議な性質上、展覧会の注意書きには「人により見え方が違う場合もございます」と示されています。また、入場料金には「お清め塩付き」の仕様が採用されました(数がなくなり次第で終了)。
展覧会の公式サイトには、自分が「視える人」であるかを確認できるコーナーも設置されています。「視えない人」に向けてどのように映っているかも丁寧に解説されているため、チェックしてみると良いでしょう。ちなみにキービジュアルで用いられている写真では、丸で囲まれた部分に「静かに佇む50代くらいのスーツ姿の男性」が視えるそうです。
| 期間 | 2025年4月18日(金)~5月4日(日) |
| 開催場所 | 並木橋 OLDHAUS 東京都渋谷区東1-26-32 |
| URL | https://mieruhito.com/ |
【8】<Event Area>東京都・中央区
「生誕140年記念 石崎光瑤」
~華やかな花鳥画を描いた日本画家の回顧展~
豊かな色彩で華やかな花鳥画を数多く残した日本画家・石崎光瑤(1884〜1947年)の展覧会です。石崎光瑤は富山で生まれ、金沢で琳派を学び、その後に京都に出て竹内栖鳳(1864〜1942年)に入門しました。インドも旅して熱帯の風物に触れ、「燦雨(さんう)」などの濃密な描写の作品を描いています。
本展では、生誕140年を記念し、南砺市立福光美術館のコレクションから約40件が公開されます。石崎光瑤の画業の全貌が紹介される回顧展は、東京では初開催です。会場での展示は、第1章「画学修行と登山」、第2章「インドへの旅、新しい日本画へ」、第3章「深まる絵画表現」、第4章「静謐なる境地へ」で構成されました。
石崎光瑤は早くから伊藤若冲に関心を持ち、代表作を発見して世に広めたことでも知られており、第3章では幅広い東西の絵画研究を通じて生じた絵画表現の変化について触れられています。1930年の第11回帝展に出品された「笹百合」は、自身が「色も形も極めて簡素なものに興味を覚えて描いた」と語っている作品で、モダンな印象も感じられる幾何学的な構図です。
4月23日(水)の11:00からと14:00からは、各30分ほどで南砺市立福光美術館学芸員・川邉紫音氏によるギャラリートークも実施されます。参加には当日の入場券が必要です。
| 期間 | 2025年4月23日(水)~5月6日(火・休) |
| 開催場所 | 日本橋高島屋S.C. 本館8Fホール 東京都中央区日本橋2-4-1 |
| URL | https://www.takashimaya.co.jp/ |
2025.04.30 Wed2025.04.28 Mon