サンコー株式会社は、ユニークな液晶ディスプレイ「TRMS25CBK」を発売しました。価格は98,000円(税込)です。折りたたみ式で3つの画面が一体化されており、USB Type-Cケーブル1本でノートパソコンにつなぐだけで一度に最大4画面(パソコンの画面を含む)の環境を構築できます。
ウルトラワイドモニターとは違う「3枚」の画面での構成
本製品では、15.6インチの画面が3枚横並びにつながっています。一般的に液晶ディスプレイ3台を用意してノートパソコンを含めた4画面の環境を作り出そうとすると、ディスプレイごとの接続で配線が煩雑になりがちです。一方で、本製品では中央画面の底面に用意されたインターフェイスにUSB Type-Cケーブル1本でパソコンを接続すれば、3画面の利用が可能です。
インターフェイス部には3基のminiHDMIポートも用意されており、3画面を別々のパソコンで使うこともできます。各画面は15.6インチで、フルHD(1,920×1,080)対応です。
| アスペクト比 | 16:9 |
| 表示解像度 | 1,920×1,080 |
| 標準輝度 | 300cd/㎡ |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| 色域 | 100% sRGB |
商談での画面共有に便利なミラーモード
本製品では、各画面に別々の画像を映し出す「マルチディスプレイモード」と、3枚の画面に同じ画像を映し出す「ミラーモード」に対応しています。「マルチディスプレイモード」は、複数のウインドウを並べるのに便利で、広々としたスペースで作業できることがメリットです。
「ミラーモード」の面白い活用方法としては、商談の場などが挙げられています。本製品は折りたたみ式で左右のモニターの端はマグネットで固定でき、三角形の形にして置くこともできるため、三方向から同じ画面を見ながら会話を進めることができる仕組みです。
折りたたみ式であることは未使用時の収納にも便利で、設置場所の移動も簡単です。折りたたんだときには、30mmの厚さのコンパクトな状態になります。
類似製品の「デュアルモニター」も販売中
サンコーの自社ブランド「PYZONE」からは、同様の方向性の製品として23.8インチ×2枚構成の折りたたみ式デュアルモニター「DMBG25HBK-2K」も販売中です。こちらは2つの画面が上下に展開される方式で、各画面はWQHD解像度(2,560×1,440)に対応しています。
| アスペクト比 | 16:9 |
| 表示解像度 | 2,560×1,440 |
| 標準輝度 | 250cd/㎡ |
| リフレッシュレート | 最大180Hz |
| 色域 | 99% sRGB |
こちらの製品も、上下で別々の画面を映し出す「マルチディスプレイモード」と、それぞれに同じ画面を映し出す「ミラーモード」の利用が可能です。さらに、上下の画面を大きな1つの画面として利用できる「フルスクリーンモード」にも対応します。価格は79,800円(税込)です。
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本記事の執筆時点では「TRMS25CBK」は人気のため通販では「完売」状態となっています。ただし、秋葉原総本店にはわずかながら在庫があるようなので、購入を検討する場合には早めに問い合わせてみると良いでしょう。2画面の「DMBG25HBK-2K」のほうは、通販での購入にも対応しています。
サンコー株式会社
URL:https://www.thanko.jp/
2025/12/22