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Photoshopド定番チュートリアル

2026.04.14 Tue

Photoshopで奥行きのある立体的なロゴを作る(立体的/ロゴ)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

今回はPhotoshopで、立体的なロゴを表現するテクニックを紹介します。文字を立体的に見せるにはさまざまなやり方がありますが、ここでは「自由変形」を利用して簡単に奥行きをつける方法を紹介します。以前の記事「【Photoshop】重厚感のある立体的なロゴの表現
(重厚/立体的/ロゴ)」や「【Photoshop】レトロで味のある3Dロゴを作る手法(レトロ/3D/ロゴ)」では、別の方法を紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能
「横書き文字ツール」「自由変形」「変形の再実行」「レイヤーのグループ化」「境界線」「スマートオブジェクト」「ノイズを加える」「スタンプ」「描画モード」

Photoshopで奥行きのある立体的なロゴを作る: 
1.元となる文字を用意して立体化する

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:800ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、横書き文字ツールで元となる文字(ここでは「URBAN BROOK」)を入力して文字パネルでフォントやフォントサイズなどを設定。ここではフォントは表現したいロゴのイメージに近いサンセリフ体「Anton Regular」(Google)に、フォントカラーはオレンジ(16進数カラーコード[#ff8400])に設定した(図1)

図1。ここでは、フォントにAdobe Fontsなどで提供されているサンセリフ体「Anton Regular」(Google)を選択した

この文字のレイヤーを前面に複製したら、元の文字のレイヤーを選択してフォントカラーを黒に変更する(図2)(図3)

図2。見た目は変わらないが、オレンジの文字の背面に黒い文字が隠れている状態
図3。この時点のレイヤーの状態

元の文字のレイヤーが選択された状態のまま、編集メニュー→“自由変形”を選び、キーボードの上矢印キーを1回、右矢印キーを1回押して右上に少し移動させたら(図4)、enterキーを押して変形を確定させる(図5)

図4。背面に隠れていた黒い文字が右上に少し移動する
図5

続いて、shift+option+command+Tキー(Macの場合。WindowsではShift+Alt+Ctrl+Tキー)を押す(図6)。このショートカットキーを押すと、そのたびに黒い文字のレイヤーが複製されて少し右上に移動するので、好みの立体感になるまで繰り返し押す(図7)(図8)

図6
図7
図8

ここでは、67回ほど繰り返して文字に厚みをつけた(図9)(図10)

図9
図10。この時点のレイヤーの状態

Photoshopで奥行きのある立体的なロゴを作る: 
2.文字の周囲に縁取りを加える

文字に縁取りを加えてロゴらしく加工していく。まずレイヤーパネルでオレンジ以外の文字のレイヤーをすべて選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤーをグループ化”を実行(図11)。このレイヤーグループが選択された状態のまま、もう一度レイヤーメニュー→“レイヤーをグループ化”を実行する(図12)

図11。この時点のレイヤーの状態。最前面のオレンジ以外の文字レイヤーをひとつのグループにまとめておく
図12。この時点のレイヤーの状態。レイヤーグループをもう一度グループ化して、グループフォルダーの中にグループフォルダーが含まれる状態にする

この外側のグループフォルダー(ここでは「グループ2」)が選択された状態のまま、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“境界線...”を選び、[サイズ:15px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]で適用する(図13)(図14)

図13。レイヤースタイルの[境界線]を、[サイズ:15px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:黒]に設定する
図14

次に、レイヤーパネルで内側のグループフォルダー(ここでは「グループ1」)を選択したら(図15)、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“境界線...”を選び、[サイズ:10px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:白]で適用する(図16)(図17)

図15。この時点のレイヤーの状態。レイヤーパネルで内側のグループフォルダー(ここでは「グループ1」)を選択する
図16。レイヤースタイルの[境界線]を、[サイズ:10px]、[位置:外側]、[描画モード:通常]、[不透明度:100%]、[塗りつぶしタイプ:カラー]、[カラー:白]に設定する
図17

Photoshopで奥行きのある立体的なロゴを作る: 
3.文字に質感をつけてロゴを仕上げる

ロゴを仕上げていく。まず、レイヤーパネルで背景レイヤー以外をすべて選択したあと(図18)、option+command+Eキー(Macの場合。WindowsではAlt+Ctrl+Eキー)を押す(図19)。これにより、選択したレイヤーやレイヤーグループを複製したうえで結合することができる。

図18。この時点のレイヤーの状態。背景レイヤー以外をすべて選択する
図19。この時点のレイヤーの状態。最前面に結合したレイヤーが複製される

この結合したレイヤーが選択された状態のまま、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行(図20)

図20。この時点のレイヤーの状態。結合したレイヤーをスマートオブジェクトに変換しておく

続いて、フィルターメニュー→“ノイズ”→“ノイズを加える…”を[量:15%]、[分布方法:均等に分布]、[グレースケールノイズ]で適用する(図21)(図22)

図21。[量:15%]、[分布方法:均等に分布]に設定し、[グレースケールノイズ]にチェックを入れる
図22

[描画色]を黒、[背景色]を白にしたあと、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[スケッチ]の[スタンプ]を[明るさ・暗さのバランス:3]、[滑らかさ:9]で適用(図23)(図24)

図23。[スケッチ]の[スタンプ]を[明るさ・暗さのバランス:3]、[滑らかさ:9]に設定する
図24

レイヤーパネルでこのレイヤーを[描画モード:乗算]に変更する(図25)(図26)

図25
図26。この時点のレイヤーの状態。結合したレイヤーを[描画モード:乗算]に変更する

ここでは、さらに文字要素などを配置して完成とした(図27)

図27。完成ビジュアル

以上、Photoshopで奥行きのある立体的なロゴを表現する方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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