• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

Photoshopド定番チュートリアル

2025.05.20 Tue

Photoshopで写真に雨を降らせるテクニック(写真加工/雨/合成)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopで写真に雨を合成するテクニックを紹介します。実際には晴れていたり曇り空だったりする景色に、リアルな雨を降らせることができます。過去記事「Photoshopで「写真」に雪を降らせるテクニック(Photoshop/写真加工/雪/合成/冬景色)」も併せて参考にしてみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「ファイバー」「スマートオブジェクト」「トーンカーブ」「ぼかし(移動)」「パターン塗りつぶしレイヤー」「描画モード」

Photoshopで写真に雨を降らせる: 
1.雨のパターンを作成する

まずは雨のパターンを作成していく。新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:1200ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]、[カンバスカラー:白]で作成したら(図1)、フィルターメニュー→“描画”→“ファイバー...”を[変化:64]、[強さ:30]で適用する(図2)(図3)。これが雨のベースになる。

図1。正方形のまっさらなカンバスを作成する
図2。[変化:64]、[強さ:30]に設定する。[開始位置を乱数的に変化させる]をクリックすると、そのたびに模様が変わるので、好みに応じて数回クリックしてみるといい
図3

続いてレイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行(図4)

図4。この時点のレイヤーの状態。背景レイヤーをスマートオブジェクトに変換しておく

次に、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“トーンカーブ...”を選び、「新規レイヤー」ダイアログが表示されたらそのまま[OK]をクリック(図5)

図5。「新規レイヤー」ダイアログが表示されたらそのまま[OK]をクリックする

プロパティパネルでカーブの左下にある黒いスライダーを右にずらして暗い部分を増やす。ここでは[入力:239]、[出力:0]となるようにスライダーを調整した(図6)(図7)

図6。プロパティパネルでカーブの左下にある黒いスライダーを右にずらして調整する。ここでは[入力:239]、[出力:0]となるように調整した
図7

レイヤーパネルで雨のベースのレイヤーを選択したら、フィルターメニュー→“ぼかし”→“ぼかし(移動)...”を[角度:90°]、[距離:18pixel]で適用する(図8)(図9)。この白い筋が雨のパターンになる。

図8。[角度:90°]、[距離:18pixel]に設定する
図9

なお、雨の量を変更したい場合は、レイヤーパネルで「トーンカーブ」調整レイヤーを選択したあと、プロパティパネルでカーブの左下の黒いスライダーを左右に動かせば調整できる。左に動かすと雨量が増え(図10)(図11)、右に動かすと雨量を減らすことができる(図12)(図13)。今回は調整せずにそのまま作業を進めることにする。

図10。プロパティパネルでカーブの左下の黒いスライダーを左側に動かすと、白い筋(雨)が増える
図11
図12。プロパティパネルでカーブの左下の黒いスライダーを右側に動かすと、白い筋(雨)が減る
図13

雨のパターンが作成できたら、レイヤーメニュー→“画像を統合”を実行したあと、編集メニュー→“パターンを定義...”を選び、[パターン名]に分かりやすい名前(ここでは、「雨」)をつけて適用する(図14)

図14。分かりやすい名前をつけてパターンを登録する

Photoshopで写真に雨を降らせる: 
2.写真に雨のパターンを合成する

写真にパターンを合成して雨を降らせていく。まず、元になる写真を用意して開いたら(図15)、レイヤーメニュー→“新規塗りつぶしレイヤー”→“パターン...”を選択。「新規レイヤー」ダイアログが表示されたらそのまま[OK]をクリックする(図16)

図15
図16。「新規レイヤー」ダイアログが表示されたらそのまま[OK]をクリックする

「パターンで塗りつぶし」ダイアログが表示されるので、パターンピッカーから先ほど定義した雨のパターンを選択したあと、[角度:0°]、[比率:100%]、[レイヤーにリンク]に設定して適用する(図17)(図18)

図17。「パターンで塗りつぶし」ダイアログで、赤枠部分をクリックしてパターンピッカーを表示し、先ほど定義した雨のパターンを選択したあと、[角度:0°]、[比率:100%]、[レイヤーにリンク]に設定する
図18

レイヤーパネルで、このパターンのレイヤーを[描画モード:スクリーン]に変更する(図19)(図20)

図19
図20。この時点のレイヤーの状態。パターンのレイヤーを[描画モード:スクリーン]に変更する

次に、レイヤーパネルでパターンのレイヤーを2枚複製したあと(図21)、それぞれレイヤー名を分かりやすい名前に変更しておく。ここでは、最前面から「上」、「中」、「下」という名前に変更しておいた(図22)

図21。この時点のレイヤーの状態。パターンのレイヤーを2枚複製する
図22。この時点のレイヤーの状態。分かりやすいよう、最前面から「上」、「中」、「下」とレイヤー名を変更しておいた

そのうち、「上」レイヤーを選択してレイヤーのサムネールをダブルクリックし、「パターンで塗りつぶし」ダイアログを表示したら、[比率:450%]に変更して適用する(図23)(図24)

図23。「パターンで塗りつぶし」ダイアログで、[比率:450%]に変更する
図24

続いて「中」レイヤーを選択してレイヤーのサムネールをダブルクリックし、「パターンで塗りつぶし」ダイアログを表示したら、[比率:350%]に変更して適用する(図25)(図26)

図25。「パターンで塗りつぶし」ダイアログで、[比率:350%]に変更する
図26

最後に「下」レイヤーを選択してレイヤーのサムネールをダブルクリックし、「パターンで塗りつぶし」ダイアログを表示したら、[比率:170%]に変更して適用する(図27)(図28)

図27。「パターンで塗りつぶし」ダイアログで、[比率:170%]に変更する
図28

ここではさらに文字要素などを配置して完成とした(図29)

図29。完成ビジュアル

以上、Photoshopで写真に雨を合成するテクニック法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
  • Instagram
読込中...

Rankingランキング

急上昇ランキング
連載ランキング

Follow us!

SNSで最新情報をCheck!

Photoshop、Ilustratorなどのアプリの
使いこなし技や、HTML、CSSの入門から応用まで!
現役デザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人、
デザインをしなくてはならない人にも役に立つ
最新情報をいち早くお届け!

  • Instagram