• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

Photoshopド定番チュートリアル

2021.10.04 Mon

ブラウン管テレビの走査線風の文字を作る

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopでブラウン管テレビの走査線風の文字を作る方法を紹介します。文字に一手間加えることで、レトロな雰囲気やデジタル感、映像ビジュアル風に演出できる手法。*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「ハーフトーンパターン」「マジック消しゴムツール」「自動選択ツール」「カラーオーバーレイ」

1.ベースの文字列を入力して画像化する

まずはベースになる文字列を配置する。新規ファイルを開いたら、横書き文字ツールで元となるテキストを入力し、仕上がりイメージに合わせて文字パネルでフォントやフォントサイズを設定しておく(図1)。

図1

続いて、レイヤーパネルでこのテキストのレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー“ラスタライズ”→“テキスト”を実行。これにより、テキストレイヤーが通常のレイヤー(ビットマップ画像のレイヤー)に変換される(図2)(図3)。

図2。ラスタライズする前のテキストレイヤー
図3。テキストレイヤーをラスタライズすると通常のレイヤーに変換される

2.走査線のパターンを作成して文字の形に切り抜く

新規レイヤーを最前面に作成したあと、編集メニュー→“塗りつぶし...”を[内容:ホワイト]で実行して白く塗りつぶす(図4)。続いてツールパネルで[描画色]を黒、[背景色]を白に設定したら(図5)、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[ハーフトーンパターン]を[サイズ:1]、[コントラスト:1]、[パターンタイプ:線]に変更して適用(図6)。

図4。新規レイヤーを最前面に作成し背景を白で塗りつぶす
図5
図6。[ハーフトーンパターン]を選択。[サイズ:1][コントラスト:1][パターンタイプ:線]

生成されたパターンの白い部分をマジック消しゴムツールでクリックして削除する(図7)。

図7。白黒のボーダーの白い部分をマジック消しゴムツールでクリックして削除する

次に、レイヤーパネルで文字レイヤーのレイヤーサムネールをCommandキー(Macの場合。WindowsではCtrlキー)+クリックして選択範囲を作る(図8)。

 
図8。文字の形に選択範囲を作る。下図は一部拡大

この状態のままレイヤーパネルでハーフトーンパターンのレイヤーを選択してCommand+Jキーを押すとパターンを文字の形に切り抜くことができるので、レイヤーパネルで背景レイヤーと切り抜かれたレイヤー以外は非表示にしておく(図9)(図10)。

図9。走査線風のパターンを文字の形に切り抜く
図10。この時点のレイヤーの状態。パターンを文字の形に切り抜いたレイヤーは分かりやすくレイヤー名を「走査線風文字」と変更しておいた

3.走査線を部分的にずらして動きをつける

自動選択ツールを選び、オプションバーで[選択範囲に追加]、[許容値:100]に設定したら(図11)、走査線の一部をクリックして選択範囲を作り(図12)、移動ツールで少しずらす(図13)。

図11
図12。文字部分を一部拡大した図。走査線の一部をクリックして選択範囲を作る。図のようにそれぞれの文字に適宜選択範囲を作成する
図13。ここでは、移動ツールを選んだあと、左矢印キーを何回か押して一部の走査線を左にずらした

選択を解除したあと、同様の手順で走査線の一部を反対方向にずらして動きをつける(図14)。

図14。ここでは、移動ツールを選んだあと、右矢印キーを何回か押して一部の走査線を右にずらして動きをつけた

4.走査線風の文字に色をつける

レイヤーパネルで走査線風の文字のレイヤーを選択したあと、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“カラーオーバーレイ...”を選択。[オーバーレイのカラー]をオレンジ(ここでは、[R:255、G:102、B:0])に変更したら[OK]をクリックして適用する(図15)(図16)。

図15。ここでは、[オーバーレイのカラー]にオレンジを指定した
図16。走査線風の文字の加工が完成

ここでは、さらに写真を背面に配置したり、他の文字要素を加えたりして完成とした(図17)。

図17。完成ビジュアル。最後に背景写真などを足した

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
  • Instagram

Follow us!

SNSで最新情報をCheck!

Photoshop、Ilustratorなどのアプリの
使いこなし技や、HTML、CSSの入門から応用まで!
現役デザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人、
デザインをしなくてはならない人にも役に立つ
最新情報をいち早くお届け!

  • Instagram