もう夏本番。ゲームや動画の視聴など負荷の高いアプリを長時間にわたって使うユーザーにとって、スマホの熱くなる問題は重要です。スマホを熱くなったまま使い続けると、バッテリーの消耗が早くなったり、動作が不安定になったり、結果としてデバイスの寿命が短くなり、最悪の場合、発火や故障の原因になることもあります。
そのため、特に暑い夏場などはスマホクーラーを導入すると、スマホの熱を抑えられて安心できます。ただし、目に入りやすいスマホに付けて使うものなら、デザインや遊び心にもこだわりたいものです。そこで今回は、見た目にも楽しくしっかり冷える、エアコンの室外機をモチーフにしたデザインのスマホクーラーに注目。デバイス全体をムラなく冷却し、猛暑にも最適なスマホクーラーを紹介します。
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」の使い方
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」は、その名の通りエアコンの室外機をモチーフにしたデザインのスマホクーラーです。スマホの背面に挟み込み、USBケーブルで電源に繋いでスイッチを入れるだけで冷却してくれます。取付可能なスマホの大きさは横幅が約65~83mm、厚みが約12mm以内。あまり厚みのないものであれば、スマホカバーをした上からも装着できます。ただ、手帳型や分厚いスマホカバーなどは、外す必要があります。
スマホへの装着は、側面にある伸縮するパーツを引っ張り、スマホを挟み込むだけです。前面から見ても挟み込むパーツは液晶画面にかからないので、操作や閲覧のジャマにはなりません。
室外機のファンの近くにあるスイッチをスライドすると動作し、数秒で冷却を開始。スイッチは1つスライドすると「低速モード」、2つスライドすると「高速モード」と2段階のモード切り替えができます。控えめな冷却で長く使いたい場合は低速モード、早くしっかり冷却したい場合は高速モードと用途に応じて使い分けができます。本体に表面温度が表示されるので、その数値をもとにどちらのモードを使用するか決めてもよいでしょう。
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」は、ペルチェ素子という技術によって、周囲の温度よりも低い温度での冷却を実現しています。ペルチェ素子は、電気を流すことで片面が冷たくなり、もう片面が熱くなる性質を持つ半導体部品です。主に冷蔵庫や電子機器の冷却、小型の温度制御装置などに使われており、冷媒を使わず静音・小型・高精度な温度制御ができるのが特徴です。
ちなみに、電源を入れるとファンの部分にLEDライトが点灯します。LEDライトが水色、ピンク、赤、緑、青、黄色と色が変わっていくのも楽しいです。
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」の仕様
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」の本体サイズは、横約79mm、縦約62mm、厚さ約38mmです。
スマホとの接着面を大きくすることで、効率的に熱を吸収・拡散しています。
重さは約91gで、片手でスマホを持っていても特に重たいとは感じません。高速モードにしても音はそれほどうるさくないので、新幹線や飛行機など長時間移動の際に利用しても周囲の迷惑にはならないでしょう。
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」には、長さ約120cmのUSBケーブル(Type-C)が付属しています。5V/1.5A以上のUSB電源やPCのUSBポートに接続することが推奨されていて、USBハブや延長USBケーブルなどを挟むと駆動しない場合があるので、そこは注意が必要です。
まとめ
「スマートフォン冷却クーラー 室外機」は、遊び心のある楽しい見た目でありながら、スマホを速くしっかり冷やしてくれます。負荷の高いアプリの使用時や、これからの暑い季節にスマホに熱がこもる心配を軽減し、スマホ使用時の使い勝手を快適にしてくれるでしょう。
充電式ではありませんので、USBで給電できる環境でないと使用できません。その分、ゲームプレイや映画視聴など長時間使用する場合にも充電量を気にしなくていいというメリットがあります。自宅や仕事場、新幹線など、USB給電できる環境で使用することが多い方に向いているでしょう。ただ、手帳型カバーや厚みのあるスマホカバーなどを付けている場合は、外さないと装着できない場合があります。
こうした機能面はもちろんのこと、こんなにかわいい室外機デザインになっていると、それだけでテンションが上がるのが一番のメリットかもしれません。お揃いでクーラーのミニチュアも欲しくなってしまいます。
- DATA
製品名:スマートフォン冷却クーラー 室外機
定価:2,780円(税込)
発売元:エアリア
商品情報サイト:https://www.area-powers.jp/product/others2/4560490566548/
公式ECサイト:https://area-direct.com/collections/area/products/ms-coolg5
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0F84HMQXJ/
※販売価格は記事執筆時点のものです。価格は変更される可能性があります
- 平田順子
- ライター・編集者
- 大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を手がける。近年はデジタルマーケテイング媒体での執筆が増え、クリエイターをはじめマーケターや経営者の方々の取材を手がけている。https://junkohirata.work/
2025.07.14 Mon