• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

Photoshopド定番チュートリアル

2022.07.19 Tue

【Photoshop】写真を2階調化して作るグラフィック(テクスチャを合成して色や質感をつける)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

完成ビジュアル。2階調化して作ったグラフィック
完成ビジュアルの別パターン

今回はPhotoshopの「2階調化で作るグラフィック」の第二弾です。写真を2階調化し、テクスチャを合成して色や質感をつけていきます。この手法はテクスチャを変えるだけで手軽にイメージを変えることもできます。2階調化グラフィックの第一弾はこちら>> 2階調化で作るPOPでおしゃれなビジュアル(ダブルトーン風の色の置き換え)
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「2階調化」「マジック消しゴムツール」「レイヤーマスク」「描画モード」「レベル補正」

1.風景写真を2階調化して白黒の画像にする

元となる写真を加工して白黒画像にする。まず、風景写真を開いたら(図1)、イメージメニュー→“色調補正”→“2階調化...”を選び、プレビューを確認しながらちょうどいい白黒画像になるよう[2階調化する境界のしきい値]のスライダーを動かして調節する。ここでは[2階調化する境界のしきい値:128]で適用した(図2)(図3)

図1
図2。ここでは[2階調化する境界のしきい値:128]に設定した。画像によってちょうどいい数値は異なるのでプレビューを確認しながら調節してみてほしい
図3

続いてマジック消しゴムツールで画像の白い部分をクリックして消去する(図4)

図4

次に、新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:900ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、白黒にした風景写真をコピー&ペーストで配置する(図5)

図5。移動ツールを選んで、オプションバーの[バウンディングボックスを表示]をオンにするとコピー&ペーストした画像の周囲にバウンディングボックスが表示されるので、必要に応じて四隅のハンドルをドラッグしてサイズを調節しておく

2.2階調化した画像を合成してベースとなるグラフィックを作る

写真を合成してベースとなるグラフィックを作成していく。まず、先ほどとは別の写真(ここでは建物の写真)を開き(図6)、イメージメニュー→“色調補正”→“2階調化...”で[2階調化する境界のしきい値]を調節して白黒画像に変換する(図7)(図8)

図6
図7。ここでは[2階調化する境界のしきい値:105]に設定した。画像によってちょうどいい数値は異なるのでプレビューを確認しながら調節してみてほしい
図8

続いてマジック消しゴムツールで画像の白い部分をクリックして消去したあと(図9)、コピー&ペーストで先ほど作成したファイルに配置する(図10)(図11)

図9
図10。移動ツールを選んで、オプションバーの[バウンディングボックスを表示]をオンにするとコピー&ペーストした画像の周囲にバウンディングボックスが表示されるので、必要に応じて四隅のハンドルをドラッグしてサイズを調節しておく
図11。この時点のレイヤーの状態

次に、レイヤーパネルで建物の写真のレイヤーを選択し、パネル下部の[レイヤーマスクを追加]ボタンをクリックしてレイヤーマスクを追加(図12)。このレイヤーマスクが選択された状態で、ブラシツールを選択して[描画色]を黒にしたあと、建物の写真の不要部分にブラシを加えてマスクしていく(図13)(図14)

図12。この時点のレイヤーの状態。レイヤーマスクサムネールの周囲に沿って白い線が表示されているが、これがレイヤーマスクが選択された状態
図13
図14。この時点のレイヤーの状態。レイヤーマスクにブラシを加えていくと、その部分の画像をマスクする(隠して見えなくする)ことができる

ここでは、同様の手順で別の建物や空を飛ぶ鳥などのモチーフを加えた(図15)

図15

3.グラフィックにテクスチャを合成して色と質感をつける

ここからは、テクスチャを利用してグラフィックに色や質感をつけていく。まず、テクスチャの画像(ここではオレンジベースの水彩テクスチャ)を用意して開き(図16)、コピー&ペーストで最前面のレイヤーに配置したら、レイヤーパネルで[描画モード:スクリーン]に変更する(図17)(図18)

図16
図17
図18。この時点のレイヤーの状態。テクスチャのレイヤーを[描画モード:スクリーン]に変更する

続いて、このテクスチャのレイヤーを選択したまま、イメージメニュー→“色調補正”→“レベル補正...”を選択し、[入力レベル]のシャドウと中間調のスライダーを動かして画像のコントラストを高める。ここではスライダーを動かし[シャドウ:52]、[中間調:0.8]に調節した(図19)(図20)

図19。ヒストグラムの下の黒い三角形がシャドウ、グレーが中間調、白がハイライトのスライダー。ここでは、シャドウと中間調のスライダーを動かして[シャドウ:52]、[中間調:0.80]に設定しているが、画像によっても最適な数値は異なるので、プレビューを確認しながら調節してみてほしい
図20

ここでは、さらに文字要素などを配置して完成とした(図21)

図21。完成ビジュアル

なお、合成するテクスチャを変更するだけで、手軽に全体の雰囲気を変えることができる。例えば茶色の岩石のテクスチャにすると岩山の廃墟に(図22)(図23)。

図22。岩石のテクスチャ
図23。水彩テクスチャではなく岩石のテクスチャに変更した画像。テクスチャを変更するだけでガラッと雰囲気の異なるグラフィックにすることができる

苔の生えたようなコンクリートのテクスチャを合成すれば森の中の廃墟風の画像になるので(図24)(図25)、イメージに合わせてテクスチャを選んでみてほしい。

図24
図25。森の中の廃墟を思わせるグラフィックにすることも

以上、Photoshopの2階調化で作るグラフィックでした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
  • Instagram

Follow us!

SNSで最新情報をCheck!

Photoshop、Ilustratorなどのアプリの
使いこなし技や、HTML、CSSの入門から応用まで!
現役デザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人、
デザインをしなくてはならない人にも役に立つ
最新情報をいち早くお届け!

  • Instagram