今年の夏が例年と異なるのは、手で持って使うモバイル扇風機を街中で使用している人を、多く見かけるようになったことです。猛暑の影響も当然あるでしょうが、以前まで見られた、うちわや扇子を使ってパタパタと仰いでいる光景が減り、こうしたモバイル扇風機を多く見かけるようになったのは、時代の流れかもしれません。
そんなモバイル扇風機の最大の欠点は、ファンのサイズの小ささゆえ、風量が弱いことです。風量を強くしようとするとファンを高速回転させなくてはならず、そのぶん騒音も大きくなってしまいます。かといって風量が弱のままでは、涼むという本来の目的が果たせないこともしばしばです。
各社が静音性と風量を両立させるためにさまざまな工夫をこらす中、ファンそのものの直径を2倍近くにすることでそれらを実現したのが、今回紹介するニトリの「モバイルバッテリー機能付き 自動首振り台付き充電式ハンディファン」です。
この製品は、一般的なモバイル扇風機のファンの2倍近い直径があり、卓球のラケットに匹敵するほどの表面積があります。このサイズゆえ、風量は「弱」でもかなり強力で、安物のモバイル扇風機にありがちなひ弱さがありません。
また、ファンの音が相対的に静かなのも特徴です。同じ風量を一般的なモバイル扇風機で送ろうとすると「中」もしくは「強」にしなくてはならず、かなり騒々しくなります。本製品であれば、「弱」であっても一般的なモバイル扇風機の「中」「強」に相当する風量がありますので、静かに涼むことができます。
さらに本製品は6段階もの風量調整が可能で、最大値だと一般的な扇風機と変わらない風量が得られます。もちろん最大にするとファンおよびモーター音も相当なものですが、幅広い用途に対応できるポテンシャルの高さは折り紙付きです。一般的なモバイル扇風機のファン径にとらわれていては、間違いなく誕生しなかったであろう製品です。
またボディを折り曲げて自立させることもできますので、外出先のカフェや図書館でテーブルに置いて使ったり、キッチンで料理中に使ったりと、手がふさがった状態で使えるのも利点です。一般的なモバイル扇風機のようにスタンドを持ち歩く必要もなく単体で自立できるのは、便利なポイントの一つです。
そんな本製品のもうひとつの特徴は、首振りに対応した台座が付属することです。この台座に扇風機本体を立て、台座のスイッチを入れると、首振りしながらの運転が行えます。風量が強いことから、家庭内で据置で使う小型扇風機として見た場合も、遜色がありません。
上下方向の角度を調節は一定の制限があるほか、首振りの角度は90度に固定されており、範囲を狭くして集中的に風を送るといった使い方はできませんが、活用の幅を広げるという意味ではじゅうぶんなギミックです。首振りが不要な場合は本体のみ折り曲げて設置、首振りが必要な場合はこのスタンドを用いるといった具合に、使い分けると便利です。
本体への充電はこの首振り式の台座からも行えるほか、本体左側面のUSB Type-Cポートを使っても行えます。この左側面のUSB Type-Cポートは、汎用のUSB Type-Cケーブルで接続できるので、各部屋にケーブルを用意しておけば、どこでも気軽に充電できます。
また本製品は、4400mAhものバッテリーを搭載しており、本体の駆動だけでなく、モバイルバッテリーとしてスマホなどの外部機器を充電することもできます。外出先で思いがけず役に立ってくれることもあるかもしれません。
そんな本製品の実売価格は3990円。ギミック盛り沢山なだけに決して安価ではありませんが、一般的な家庭用扇風機並みの価格で、分離させて外出先に持ち歩ける2WAY製品と考えれば高くはありません。そもそも、4000mAhクラスのモバイルバッテリーを内蔵していることを考えれば、逆に割安に感じられるほどです。
大型ゆえ携帯性はやや劣るにもかかわらず、発売元のニトリではかなりの人気製品のようで、7月前半まではネットでは数週間待ちという状態が続いていましたが、ここにきてようやく品薄状態は改善されたようです。店頭にも定期的に入荷しているようですので、急いでゲットしたい人は最寄りの店舗をあたってみてはいかがでしょうか。
- DATA
製品名:モバイルバッテリー機能付き 自動首振り台付き充電式ハンディファン(HF361NI_WH)
実売価格:3,990円
発売元:ニトリ
2022.08.02 Tue