• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

お洒落クリエイターの心をくすぐるプロダクトレビュー

2026.06.18 Thu

書類はもちろん銀行印や実印にも活用できる

押すたびに愛着がわく!独自デザインのタイポグラフィでつくるこだわりのはんこ「TYPO」

文・写真:平田順子

デジタル化によりペーパーレスが進む昨今ですが、はんこを使う機会は意外とまだまだあります。書類、請求書、荷物の受け取り、銀行などのほか、デジタルの書類でも印影が必要となることは珍しくありません。

仕事でもプライベートでもそのように多様な利用シーンのあるはんこが、かっこいいデザインだったらテンションが上がりませんか? 今回は、図形と文字の美しさが融合した独自のタイポグラフィーによるはんこをオーダーできる「TYPO(タイポ)」をレポートします。

ロゴのように洗練されたデザインのオーダーはんこ「TYPO」

「TYPO」とは、タイポグラフィーの要素をデザインに取り入れたオーダーメイドはんこです。数々のユニークなはんこを企画・販売する岡田商会が手がけていて、2026年6月時点では21種類のデザインがあります。

その中でも「RETRO(レトロ)」は丸枠と八角枠から、「BUILDING(ビルディング)」と「LOGOTYPE(ロゴタイプ)」、「MASE(メイズ)」はライトとボールドから選ぶことができます。各デザインのコンセプトはあっても、フォントのように決まった書体をつくってあるのではなく、はんこのオーダーが入るたびに専属デザイナーの方が一つずつデザインするそうです。

「TYPO」のデザインイメージ。Webサイトでは他の文字のイメージも見られる

一例として、実際にはんこにしたものを4つご紹介します。まず1つ目は、「森」という名字を「BLOCK(ブロック)」でつくったもの。ブロックを積み上げたようなデザインが、飛び出して見える表現となっています。遊び心はありつつも、視認性はよく何の文字かわかりやすいです。

「森」でつくった「BLOCK」の印面
「森」でつくった「BLOCK」の印影

2つ目は、「鈴木」を「KAKUMOJI(カクモジ)」でつくったもの。江戸時代に個性を表現するために生まれた角字をモチーフにしています。お祭りの法被など、伝統的なものとして馴染みがありつつも、直線的なフォルムには今っぽさも感じます。

「鈴木」でつくった「KAKUMOJI」の印面
「鈴木」でつくった「KAKUMOJI」の印影

3つ目は、「上田」を「Geometry(ジオメトリー)」でつくったもの。幾何学模様を取り入れ、曲線や直線を組み合わせて表現されています。「田」の中の十字が外まではみ出しているなどデザイン性が高く、まるでロゴデザインのようです。

「上田」でつくった「Geometry」の印面
「上田」でつくった「Geometry」の印影

そして4つ目は、「田中」を「ROBOT(ロボット)」でつくったもの。未来の漢字をイメージしたそうです。丸いアウトラインの中に点や曲線を用いたデザインが記号的でもあり可愛らしくもあります。

「田中」でつくった「ROBOT」の印面
「田中」でつくった「ROBOT」の印影

漢字だけではなく、ひらがなやカタカナはもちろんアルファベットでもオーダーすることができます。

ひらがなとアルファベットのデザイン例

「TYPO」のオーダー方法

「TYPO」は岡田商会のECサイトでオーダーできます。

岡田商会のECサイト

最初に持ち手を選びます。黒水牛や琥珀といったさまざまな素材の持ち手のほか、ボールペン「スタンペンG」の上につけたり、リップスティック型のネーム印「LIPIN(リピン)」につけたりすることもできます。

「TYPO」はさまざまな持ち手でつくることができる

たとえばこの写真の持ち手は、左から黒水牛、琥珀樹脂、柘植、チタンとなっています。好みの素材を選べるのも楽しいポイントです。

「TYPO」をつくれる持ち手の一例

持ち手の素材を選んだら、3種類ある印面のサイズと「TYPO」のデザインを選択し、はんこをつくりたい名前を入力します。

①持ち手の種類と印面サイズを選ぶ
②「TYPO」のデザインを選ぶ
③はんこにする名前と注文数を入力

あとは「カートに入れる」ボタンを押し、送付先や決済情報を入力したら注文完了です。オーダー制作となるため、納期は2週間ほどかかります。

事前の校正やデータ購入ができるオプション

「TYPO」の中から好みのデザインを選んでいても、つどデザイナーによるオーダー制作となるため、事前に確認をしないと不安に感じたり、複数のアイデアから選びたいと思ったりする方もいるでしょう。その場合は、校正サービスのオプションをつけると、事前に2パターンのデザインが提示され、そこから好みのものを選ぶことができます。

料金は、「ジオメトリー」と「シンボル」は550円(税込)で、そのほかのデザインは1,100円(税込)です。万が一2パターンとも気に入らなかったら、さらに追加料金を払うことで再デザインを依頼することも可能です。

オプション料金を追加することで、事前にデザインを確認し、2パターンから選ぶことができる

「TYPO」のはんこは個人名だけでなく、法人名でもつくることができます。法人印の場合も2,200円(税込)のオプション料金で校正サービスをつけられます。

また、個人印は2,000円(税込)のオプション料金で、JPGかPNGどちらかの印影データの購入もできます。デジタル書類に押印する機会が多い方には、便利でしょう。

はんこの現物は不要で印影データだけを買いたい場合は、個人印は3,300円(税込)、法人印は10,000円(税込)で購入できます。

法人印も校正サービスやデータ購入のオプションがつけられる

「TYPO」でオーダーしたハンコは、認印や銀行印としてだけでなく、役所で実印登録をすることも可能です(「HITOFUDE(ヒトフデ)」、「DROP(ドロップ)」、「SHADOW(シャドウ)」は除く)。

まとめ

「TYPO」は、岡田商会によるオリジナルデザインのタイポグラフィではんこをオーダーできるサービスです。他にはない、ロゴのようなデザイン性の高い印鑑をつくることができます。市販のフォントでつくられたはんこと違い、印鑑を偽造されるリスクも減るでしょう。

また、「TYPO」では法人印もつくることができ、一部のデザインを除いて銀行印や実印としても使用可能です。ただ、デザインによっては名前が分かりづらいものもあるため、押すときの上下は慎重に確認しておきましょう。一部のデザイン以外は実印に使えるとされていますが、念の為前もって役所に確認しておくと安心です。

DATA

製品名:タイポグラフィーはんこ「TYPO」
定価:3,700円(税込)〜
発売元:岡田商会
公式ECサイト:https://typo.shop-pro.jp/

平田順子
ライター・編集者
大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を手がける。近年はデジタルマーケテイング媒体での執筆が増え、クリエイターをはじめマーケターや経営者の方々の取材を手がけている。https://junkohirata.work/

Follow us!

SNSで最新情報をCheck!

Photoshop、Ilustratorなどのアプリの
使いこなし技や、HTML、CSSの入門から応用まで!
現役デザイナーはもちろん、デザイナーを目指す人、
デザインをしなくてはならない人にも役に立つ
最新情報をいち早くお届け!

  • Instagram