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新製品

XPPen、クリエイター向けの12.2型Androidタブレット「Magic Drawing Pad」を発売

2024.03.07 Thu

HANVON UGEE傘下のXPPenブランドが「Magic Drawing Pad」のオンライン販売を開始しました。12.2型のAndroidタブレットで、価格は78,990円(税込)です。製品には、EMR(電磁共鳴)技術を搭載した「X3 Pro Pencil」などが付属します。

アスペクト比3:2の画面を採用

XPPenブランドはペンタブレットや液晶タブレットのメーカーとして知られており、今回のAndroidタブレットもクリエイター向けの製品です。 OS(Android 12)が搭載されているため、パソコンを必要とせずに独立した操作ができ、Google Playから描画アプリなどの追加ができます。あらかじめ「ibis Paint X」もプリインストールされました。アクティベートで3カ月無料メンバーシップが付与されます。

本体の厚みが6.9mmで重量は599gであることから、持ち運んで外出先でもクリエイティブな活動をしやすいタブレットです。一般的な16:9のアスペクト比ではなく、3:2比率の画面が採用されています。液晶の色域はsRGB比109%で、「AGエッチング技術」によってペーパーライクな書き心地も実現されました。

画面サイズ12.2インチ
画面アスペクト比3:2
本体サイズ279(幅)×192(高さ)×6.9(奥行)mm
重量599g

EMR技術を搭載したスタイラスが付属

本製品は描画専用のスマートチップを搭載し、安定した高いレスポンスでの作業を行えます。付属スタイラスの「X3 Pro Pencil」は、充電やBluetoothのペアリングを必要とすることなく、すぐに描き出すことが可能です。

このスタイラスに採用されているEMR(電磁共鳴)技術では、画面とペンの間の信号が高い精度で伝達され、画面上でペンを滑らせるとそれを感知して、ストロークを素早く正確にディスプレイに伝える、と紹介されています。ペン先はわずか1.65mmで、筆圧レベルは「16,384レベル対応」とされており、繊細な描画が可能です。

汎用的なタブレットとしても使用は可能

タブレットの基本性能として、RAMは8GB、ROMは256GBで、microSDメモリーカード用のスロットも用意されています。13MPのリアカメラや8MPのインカメラ、2基のマイクと4基のスピーカー、Wi-FiおよびBluetooth機能、USB Type-Cポートも実装されており、クリエイティブな作業以外の汎用的なAndroidタブレットとして使うこともできるでしょう。内蔵バッテリーの容量は8,000mAhで、目安として約13時間の連続使用に対応します。

液晶のスペックは、表示解像度が2,160×1,440pixels、輝度が360ニト、コントラスト比が1,200:1、リフレッシュレートが60Hzで、視野角は178°です。ブルーライトのカット機能もあり、10段階でのソフトライト処理が搭載されています。

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「Magic Drawing Pad」は単なるAndroidタブレットとして捉えてしまうと高価に感じられる製品ですが、クリエイティブ向けの高い性能を備えています。“絵を描くためのタブレット” として、Android端末を使いたい場合には有力な候補の1つとなるでしょう。

XPPen
価格:78,990円(税込)
URL:https://www.xp-pen.jp/
2024/03/07

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