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Photoshopド定番チュートリアル

2025.06.17 Tue

Photoshopでレトロなピクセルアートを作る(ドット絵/ピクセルアート/写真加工)

作例制作:マルミヤン 編集:山口優

Photoshopで写真を加工してレトロなピクセルアートを表現するテクニックを紹介します。過去記事「Photoshopで写真をビットマップ風のビジュアルに加工する」や「Photoshopでピクセル感のあるロゴを作る(レトロゲーム/ドット絵/ピクセル/ロゴ)」なども併せて参考にしてみてください。
*本連載はPhotoshopで作る定番グラフィックの制作工程を、一から手順通りに解説するHow to記事です。

■使用する機能「被写体を選択」「なげなわツール」「スマートオブジェクト」「粒状」「コピー」「モザイク」「2階調化」「グラデーションマップ」

Photoshopでレトロなピクセルアートを作る: 
1.元となる写真を配置して被写体のみ切り抜く

まずは新規ファイルを[幅:1200ピクセル]、[高さ:800ピクセル]、[解像度:350ピクセル/インチ]で作成したら、元となる写真素材を用意して配置する(図1)

図1

レイヤーパネルで元写真のレイヤーを選択したら、選択範囲メニュー→“被写体を選択”を実行して被写体の輪郭に沿って選択範囲を作成(図2)

図2。被写体の輪郭に沿って選択範囲を作成する

続いて、なげなわツールを選び、オプションバーで[選択範囲に追加]や[現在の選択範囲から一部削除]に設定して(図3)、うまく選択できていない部分を微調整する(図4)(図5)

図3。選択範囲の状態に合わせ、オプションバーで[選択範囲に追加]や[現在の選択範囲から一部削除]に設定しておく
図4。選択範囲を微調整する前
図5。選択範囲を微調整した後。赤枠部分のようにうまく選択できていなかった部分を修正しておく

この選択部分をコピー&ペーストしたあと、レイヤーパネルで元写真のレイヤーを非表示にし(図6)、ペーストされたレイヤーを選択して、レイヤーメニュー→“スマートオブジェクト”→“スマートオブジェクトに変換”を実行する(図7)

図6
図7。この時点のレイヤーの状態。ペーストされたレイヤーをスマートオブジェクトに変換しておく

Photoshopでレトロなピクセルアートを作る: 
2.写真をピクセルアート風に加工する

写真をピクセルアート風に加工していく。まず[描画色]を黒、[背景色]を白に設定したら、ペーストされたレイヤーが選択された状態のまま、フィルターメニュー→“フィルターギャラリー...”を選び、[テクスチャ]の[粒状]を[密度:40]、[コントラスト:40]、[粒子の種類:標準]に設定する(図8)

図8。[テクスチャ]の[粒状]を[密度:40]、[コントラスト:40]、[粒子の種類:標準]に設定する

ダイアログ右下の[+]ボタンをクリックしてエフェクトレイヤーを追加したら、[スケッチ]の[コピー]を[ディテール:10]、[暗さ:13]に設定して適用する(図9)(図10)。なお、写真素材や表現したいイメージによって最適な設定値は異なるのでプレビューを参考にしながら調整してみてほしい。

図9。ダイアログ右下の[+]ボタン(赤枠)をクリックするとエフェクトレイヤーを追加できる。ここでは、エフェクトレイヤーを追加したあと[スケッチ]の[コピー]を[ディテール:10]、[暗さ:13]に設定した
図10

続いて、フィルターメニュー→“ピクセレート”→“モザイク...”を[セルの大きさ:5平方ピクセル]で実行する(図11)(図12)

図11。[セルの大きさ:5平方ピクセル]に設定する
図12

次に、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“2階調化...”を選び、「新規レイヤー」ダイアログをデフォルトのままで実行(図13)

図13。「新規レイヤー」ダイアログが表示されたら、そのまま[OK]をクリックする

続いてプロパティパネルでしきい値のスライダーを動かしてちょうどいい見え具合に調整する。ここではピクセルの密度を意識しながら[しきい値:195]に調節した(図14)(図15)

図14。プロパティパネルでしきい値のスライダーを動かしてちょうどいい見え具合に調整する。ここではピクセルの密度を意識しながら[しきい値:195]に調節した
図15

Photoshopでレトロなピクセルアートを作る: 
3.色を着け微調整してビジュアルを仕上げる

ビジュアルを仕上げていく。まず、陰影を調整する。レイヤーパネルで[フィルターギャラリー]の右横にあるアイコンをダブルクリックし(図16)、警告ダイアログが表示されたら[OK]をクリックすると(図17)、「描画オプション」が表示されるので[不透明度:73%]程度で実行する(図18)(図19)

図16。この時点のレイヤーの状態。[フィルターギャラリー]の右横にあるアイコン(赤枠)をダブルクリックする
図17。警告ダイアログが表示されたら[OK]をクリックする
図18。[不透明度:73%]程度に設定する
図19

続いてピクセルの大きさを調整する。レイヤーパネルで[モザイク]の文字の上をダブルクリックして「モザイク」ダイアログを表示し(図20)(図21)、[セルの大きさ]の数値を変えるとピクセルの大きさも調整できる。

図20。この時点のレイヤーの状態。[モザイク]の(右横にあるアイコンではなく)文字の上あたり(赤枠部分)をダブルクリックする
図21。「モザイク」ダイアログが表示される。[セルの大きさ]の数値を変えるとピクセルの大きさを調整できる

たとえば[セルの大きさ:3平方ピクセル]のように小さくすると精細なビジュアルになり(図22)(図23)、[セルの大きさ:8平方ピクセル]のように大きくすると粗いビジュアルになる(図24)(図25)

図22。[セルの大きさ:3平方ピクセル]に設定した場合
図23
図24。[セルの大きさ:8平方ピクセル]に設定した場合
図25

ここでは、[セルの大きさ:7平方ピクセル]に設定し、少しピクセル感が引き立つように調整して適用した(図26)(図27)

図26。ここでは[セルの大きさ:7平方ピクセル]に設定した
図27

次に、レイヤーパネルで最前面のレイヤー(ここでは、2階調化の調整レイヤー)を選択したあと、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“グラデーションマップ...”を選び、「新規レイヤー」ダイアログが表示されたら[OK]をクリック(図28)

図28。「新規レイヤー」ダイアログが表示されるので、そのまま[OK]をクリックする

プロパティパネルのグラデーションサンプル(マウスポインターを合わせると「クリックでグラデーションを編集」とヒントが表示されるバー状のグラデーション見本)をクリックして(図29)、グラデーションエディターを開く。

図29。赤枠部分がグラデーションサンプル。バーの上をクリックするとグラデーションエディターを開くことができる 

グラデーションエディターが表示されたら、左側のカラー分岐点をクリックして選択して[カラー]を濃いブルー(ここでは16進数カラーコード[#050553])、右側の[カラー]をブルー(ここでは16進数カラーコード[#304dba])に変更して適用する(図30)(図31)

図30。左右のカラー分岐点(赤丸部分)をそれぞれクリックして選択し、赤枠部分の[カラー]を変更する。ここでは、左のカラー分岐点の[カラー]を濃いブルー(16進数カラーコード[#050553])、右側の[カラー]をブルー(16進数カラーコード[#304dba])に変更した
図31

ここでは、さらに背景レイヤーを濃いブルー(ここでは16進数カラーコード[#050553])で塗りつぶし、文字要素などを配置して完成とした(図32)

図32。完成ビジュアル

以上、Photoshopで写真を加工してレトロなピクセルアートを表現する方法でした。

制作者プロフィール

MARUMIYAN(マルミヤン)
グラフィックデザイナー/イラストレーター
2007年より「マルミヤン」(Marumiyan)名義で、福岡を拠点に活動を開始。雑誌、広告、CDジャケット、パッケージ、アパレル、プロダクト、Webなど、様々な媒体で活動を行う。人物や植物、動物、建物など、様々なアイコンをグラフィカルに組み合わせ、洗練された作品作りを目指す。また “FOUR DIMENSIONS WORLD” をテーマとした作品も精力的に制作している。2008年「FUNKY802 digmeout」オーディション通過。https://marumiyan.com/
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