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アート/イベント

モネの没後100年とポーラ美術館の開館25周年を記念した「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」展

2026.06.17 Wed

2026年6月17日(水)から2027年4月7日(水)まで、ポーラ美術館にて「モネ没後100年・開館25周年記念 あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」展が開催されます。同美術館のモネ・コレクションが一挙に公開され、モネの絵画と「共鳴する」現代アートも紹介される大規模な展覧会です。

モネの画業の変遷を一望できる19点のコレクション

印象派の巨匠であるクロード・モネ(1840~1926年)に注目した本展では、ポーラ美術館に収蔵されている19点のモネ・コレクションが一挙に公開されます。初期の写実的な作品から後期の光と色彩と対象物が溶け合うような作品まで、モネの画業の変遷を一望できるコレクションです。

クロード・モネ「ジヴェルニーの積みわら」1884年
ポーラ美術館

1890年代には、モネは「連作」に取り組みました。同じ主題を異なる時間や天候のもとで描いた革新的な作品群です。ポーラ美術館には、モネの重要な連作である「積みわら」「ルーアン大聖堂」「ロンドン風景」「ヴェネツィア風景」の各1点が収蔵されており、有名な「睡蓮」の連作初期の「睡蓮の池」と後年の「睡蓮」も収蔵されています。

クロード・モネ「睡蓮」1907年
ポーラ美術館

モネの「目」と現代作家の「目」が交錯する展示

とはいえ、本展は単なるモネの回顧展ではありません。もう1つの見どころとして、モネの絵画の表現や主題や制作背景と響き合う現代のアート作品も、「創造的な対話」として提示されることが特徴です。同時代の画家ポール・セザンヌ(1839~1906年)も驚愕したモネの「目」と、現代の作家たちの「目」が交錯する空間で、モネ作品の新しい見方を楽しむことができます。

現代アーティストは国内外の18組が出展しており、一例としてフェリックス・ゴンザレス=トレス氏の「無題」(マルセル・ブリアンの肖像)は、モネの「セーヌ河の日没、冬」とともに展示されます。「セーヌ河の日没、冬」は、モネが最愛の妻を亡くした翌年の1880年に描いた作品です。フェリックス・ゴンザレス=トレス氏は、愛する人の命や身体をキャンディや電球などの日常的な素材で表現しており、本展では青いキャンディでセーヌを流れる氷塊、電球の光を沈む夕日に見立てた作品展示が繰り広げられます。

クロード・モネ「セーヌ河の日没、冬」1880年
ポーラ美術館
フェリックス・ゴンザレス=トレス「無題」(マルセル・ブリアンの肖像)1992年
ポーラ美術館

展示室の中だけにとどまらない大規模な特別展

ポーラ美術館は2015年からコレクションの拡充を始め、国際的に活躍する現代作家の多様な作品を積極的に収集しています。フェリックス・ゴンザレス=トレス氏のキャンディを用いたインスタレーションもその1つです。本展ではそのほかにも、ロニ・ホーン氏の写真とテキストで構成された作品、スーメイ・ツェ氏による大型のコミッション作品などの新収蔵作品が「モネの絵画と共鳴するアート」という視点で初公開されます。

スーメイ・ツェ「Gewisse Rahmenbedingungen 3(Altes Museum,Villa Farnesina, Villa Adriana)」※部分 2015-2017年
©sumeitse

さらに本展は、展示室だけでなくロビーから周囲の森まで大胆に活用し、ポーラ美術館の開館25周年を記念する大規模な特別展として開催されます。ルーカス・アルーダ氏、ノエミ・グダル氏、今坂庸二朗氏、ダニエル・スティーグマン・マングラネ氏など、国際的に注目される作家たちが日本の美術館としては初めて紹介され、本展のために制作されたモネをテーマとしている作品も登場予定です。

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■期間:
2026年6月17日(水)~2027年4月7日(水)

■開催場所:
ポーラ美術館(展示室1・2・4、アトリウム ギャラリー、ロビー、森の遊歩道)
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先:
ポーラ美術館
url. https://www.polamuseum.or.jp/

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