2024年6月28日（金）から7月23日（火）まで、銀座 蔦屋書店のGINZA ATRIUMにて、天野タケル氏の個展「花とヴィーナス -Venus & Flowers-」が開催されます。ドローイングの新作を中心に、約40点の平面作品が紹介される入場無料の展覧会です。

シンプルな筆致と鮮やかな色使い

天野タケル氏は「NEWART」と呼ぶ独自の表現方法で作品を制作しているアーティストです。1977年に東京で生まれ、1997年に渡米してニューヨークで版画を学びました。

東京のほか、香港／ニューヨーク／ロンドン／パリなど国内外で作品を発表し、アーティストのCD／LPジャケットやアパレルへのアートワークの提供などのコラボも精力的に展開しています。著作には、2020年の「ICONS」（Collection of ART）や、2022年の「Venus」（PARCO出版）という作品集があります。

「NEWART」は、宗教画や静物画などの伝統的な題材とポップ・アートが融合していることが特徴です。黄色やピンクのような明快な色彩を背景に簡略化された線で描く人物画、蝋燭やどくろなどで儚さを表現した作品などがあります。

代表的なモチーフの「VENUS」

本展で紹介される新作の平面作品に描かれているのは、天野タケル氏の代表的なモチーフである「VENUS」です。「VENUS」は愛と美の女神で、作品では自信に満ちており、個性豊かでありながら優雅な姿に描かれました。

天野氏は「VENUS」で女性の多様性と素晴らしさを表現しています。また、作中での「VENUS」は、陽射しが降り注ぎ花々が咲き誇る風景や山々の風景などとともに “夏の楽しさ” の象徴にもなっています。

有田焼や大型の立体作品も展示

会場の中央には、約2mの高さの「VENUS」の立体も登場します。2024年春にラフォーレ原宿のエントランスにて、4日間限定で公開された作品です。そのほか、本展のために特別に天野氏が絵付けした有田焼なども展示されます。

一部の展示作品は、会場で初日の11:00から販売がスタートしています。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも、7月2日（火）の12:00から取り扱いが開始される予定です。なお、プレセールスの状況によっては、会期の開始前に販売が終了することもあります。

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■期間：
2024年6月28日（金）～7月23日（火）

■開催場所：
銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F

■問い合わせ先：
銀座 蔦屋書店
tel. 03-3575-7755
url. https://store.tsite.jp/ginza/