ホテル雅叙園東京の館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」で、「和のあかり×百段階段2024 〜妖美なおとぎばなし〜」が開始されました。幻想的な夏の人気企画で、2024年は「妖美なおとぎばなし」をテーマに9月23日(月・休)まで開催されます。
1935年に建てられた木造建築「百段階段」
ホテル雅叙園東京は、日本画や美術工芸品に彩られたミュージアムホテルです。全60室の客室は茶室に見立てて設計されており、今回のイベントが開催される東京都指定有形文化財の「百段階段」でも広く知られています。「百段階段」はホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935年(昭和10年)に建てられた木造建築です。
その「百段階段」では、毎年テーマを変えながら、さまざまなジャンルのアート作品や伝統工芸が披露されています。「和のあかり×百段階段」は2015年に第1回目が開催され、これまでに2020年を除く8回が実施されてきました。2024年は「妖美なおとぎばなし」をテーマに、“アートイルミネーション” とも言える美しい世界が展開されます。
おとぎ話のような非日常の空間に没入
本イベントでは、東京都指定有形文化財である建物を舞台に、没入型の “空間アート” とも言える展示が繰り広げられています。竹取物語や葛の葉伝説や天女の羽衣など、まるでおとぎ話の世界のような非日常の雰囲気が演出された空間です。階段の廊下につながる7つの部屋で、それぞれの部屋ごとの世界が作り出されています。
それぞれの世界は、架空の旅亭「雅楼」に伝わるおとぎ話という設定で表現されています。物語を表現した作品は、40名を超える作家たちが手掛けたものです。伝統工芸のほか、地域に息づく文化や現代アートなど、さまざまな作品を鑑賞できます。
視覚だけでなく五感で楽しめるイベント
本イベントは、作品や空間を視覚的に楽しむだけでなく、五感で堪能できることも特徴です。今回のために作られたオリジナル楽曲が流れ、香りや風などの五感を刺激する演出も導入されています。バーチャルではないリアルな空間ながら、日常を離れた幻想的な世界を味わえる展示です。
近年では、年齢を問わずにレトロな “和” の雰囲気やデザインを好む人が増えています。本イベントの会期と重なる9月30日(月)までの期間中には「浴衣プラン」が提供されていることにも注目です。「浴衣プラン」は約250種から選べる浴衣とレストランの食事がセットになったプランで、本展に半額で入場できる優待券が付いています。食事はランチ・アフタヌーンティー・ディナーから選択でき、浴衣は持ち帰りが可能です。
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■期間:
2024年7月5日(金)~9月23日(月・休)
■開催場所:
ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
東京都目黒区下目黒1-8-1
■問い合わせ先:
ホテル雅叙園東京
tel. 03-5434-3140(イベント企画)
url. https://www.hotelgajoen-tokyo.com/