ジャンポール・ゴルチエの香水を “再解釈” した写真展「Under Your Smell」が、2024年5月30日（木）から6月9日（日）まで、渋谷PARCO B1FのGALLERY X BY PARCOで開催されます。入場無料の展覧会で、アジアでの開催は渋谷PARCO会場が初めてです。

スイスのECALの学生たちが作品を制作

ジャンポール・ゴルチエは、フランスで誕生したファッションブランドで、香水でも人気です。同ブランドは、2023年のミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」や、映画「ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇」でもあらためて大きな盛り上がりを見せました。

今回の展覧会は、JEAN PAUL GAULTIER（ジャンポール・ゴルチエ）や、スイスのEcole Cantonale d’Art de Lausanne（ECAL／ローザンヌ美術大学）の企画・制作および協力のもとで開催されます。写真学部生の学生たちがゴルチエの香水の視覚的な解釈に挑んでおり、その作品が展示される内容です。

本展は、2022年のパリのゴルチエ本社での開催を皮切りに、アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ（2022年）、スイス・エリゼ美術館（2023年）を巡回してきました。今回の渋谷PARCO会場は、待望のアジア初開催となります。

在日スイス大使館の後援を受けてスイス・日本国交樹立160周年記念事業として開催され、さらに大阪・関西万博へ向けたスイスの「Vitality.Swiss」プログラムの1つでもある展覧会です。

“美の新たな定義” に没入できる展覧会

学生たちは、ジャンポール・ゴルチエのクリエイティブ・ディレクターであるフローランス・テティエ氏や、「Novembre Magazine」誌のコンサルタントでもある写真家のニコラ・クーロン氏の指導のもとで作品を制作しました。“ジェンダーの多様性と美の新たな定義への賛歌” に仕上げられています。

インスタレーションの “心臓部” となっているのは、ジャンポール・ゴルチエの香水です。乾いた質感と潤いのある質感、有機的な質感と硬直した質感といった対比を用いて、香水の成分やボトルをイメージさせる作品が生み出されました。その写真を配置した展示空間で、来場者たちは魅惑的な没入体験を楽しむことができます。

日本限定のオリジナルグッズも販売

東京会場での開催を記念して、ビジュアル・グッズも制作されました。デザインユニット・BIOTOPEが制作を担当しています。作品データや企画展ロゴを使った日本限定オリジナルグッズがあり、展覧会グッズとともに会場での購入が可能です。

開幕前日の5月29日（水）には、展覧会レセプション（18:00入場開始／会場：GALLERY X BY PARCO）とオープニングパーティ（19:00入場開始／会場：渋谷PARCO 10F ComMunE）が実施されます。そちらは抽選方式の事前予約制で申込受付は既に終了していますが、当日の状況に応じて招待の有無に関わらずフリー入場となる場合もあります。

ファッションデザイナー／美術作家の小泉智貴氏（TOMO KOIZUMI）や、「ECAL」写真学部で教鞭をとる写真家のカリプソ・マヒュー氏を迎えたトークイベント、映像作家／ビジュアルアーティストのHana Watanabe氏によるDJなどが展開される予定です。

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■期間：
2024年5月30日（木）～6月9日（日）

■開催場所：
GALLERY X BY PARCO
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO B1F

■問い合わせ先：
株式会社パルコ
url. https://art.parco.jp/