artless Inc.の代表の川上シュン氏の個展「visible and invisible / 可視と不可視」が、2024年5月22日(水)〜6月8日(土)にWalls Tokyoで開催されます。川上氏はNY ADCをはじめ、数々の国際アワードを受賞しているアートディレクター/アーティストです。
ディレクションとアーティストの両面で活躍
川上シュン氏が代表を務めるartlessは、ブランディングエージェンシーです。グローバルとローカルの融合的な視点を軸としたブランドアイデンティティからデザイン、建築、ランドスケープまで、包括的なブランディングやクリエイティブディレクションの仕事を手掛けています。
川上氏は国際的に活躍し、多数のアワードを受賞しています。受賞歴には、NY ADC Young Guns 6、NY ADC、NY TDC、ONE SHOW、D&AD、IF Design Award、DFA: Design for Asia Awards、RED DOT、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル/金賞などがあります。
アートディレクションやクリエイティブディレクションのほかに、川上氏はアーティストとしての活動も展開しています。「日本独自の美的理念」に回帰しながらも「アートとデザイン」や「東洋と西洋」を融合的にとらえ、独自の視点と美意識でグラフィックアートやインスタレーションを発表しています。
目に見える美と目に見えない美意識
川上氏が常に関心を寄せているのが、今回の展覧会のタイトルとなっている「可視と不可視」の表現です。余白や見立てなどの目に見えない美意識や表現が、作品づくりの意識の根底となっています。
さらに、古典的な美も、川上氏の作品において欠かせない要素です。つつましくて質素なものの中にある侘びと寂びの趣や、時間の経過での変化によって生まれる多様な美しさが、視覚表現/印刷技術/伝統工芸の技術/デジタルとクラフトの技術や手法の結合によって生み出されています。
今回の展覧会で発表される作品でも、目に見える美と目に見えない美意識という “可視と不可視” を堪能できます。過去・現在・未来へとつなぐべき美を見出し、1つの作品として融合させる表現が模索された展覧会です。
会場は “アートを身近なものに” するギャラリー
会場のWALLS TOKYOは、「アートをもっと身近なものにしたい」という想いから誕生したアートのセレクトショップです。世界中からセレクトされた現代アートを、誰もが購入しやすい適正価格(FAIR PRICE)で取り扱っています。新しいアートとの出会い方の提案として、常設ギャラリーのほか、インターネット上のWebギャラリーも運営されています。
今回の「visible and invisible / 可視と不可視」展の会期中のギャラリーの営業日は水曜〜土曜で、日曜〜火曜は休廊です。営業時間は12:00〜19:00となっています。
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■期間:
2024年5月22日(水)~6月8日(土)
■開催場所:
Walls Tokyo
東京都台東区谷中6-2-41
■問い合わせ先:
Walls Tokyo
tel. 03-6455-3559
url. https://www.walls-tokyo.com/