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pixivの有料リクエスト機能が3周年。クリエイターへの依頼も増加し、新たに「タグ絞り込み機能」が登場

2023.12.27 Wed

ピクシブ株式会社の投稿プラットフォーム「pixiv」で提供されている「有料リクエスト機能」のサービスが、登場から3周年を迎えました。2023年12月25日(月)には、新たに「タグ絞り込み機能」も追加されています。

pixivの有料リクエスト機能とは?

「pixiv」の「有料リクエスト機能」は、クリエイターに自分が作ってほしい作品を有償で依頼できるサービスです。

【pixiv新機能】リクエスト機能をリリースしました(サービス開始当初の3年前のアナウンス動画/YouTubeより)

誰にでもリクエストできるわけではなく、まずはこのサービスに参加しようと考えるクリエイターが、作品の種類や目安の金額などを設定し、募集を開始するところから始まります。リクエストを募集しているクリエイターは、「pixiv」のプロフィールページのユーザー名の横に「リクエスト募集中」と表示されます。

クリエイターへの依頼を希望するユーザーは、クリエイターにリクエスト内容や金額を指定し、1,000文字以内で送信できます。クリエイターとのやり取りはこのステップでの1回のみで後から指示や要望を追加することはできないため、依頼の文章は分かりやすい簡潔さが必要です。

この機能の対象となるのは、イラスト・漫画・小説・うごイラと、「pixiv」に投稿できる全ての種類の作品です。自分以外のファンが出した依頼をクリエイターが受けたときに、その内容に共感した場合には、「相乗り」で金額を上乗せして応援することもできます。

クリエイターは依頼を必ずしも全て受ける必要はありません。自分が本当に「受けたい!」と感じたリクエストのみを選んで、進めることができます。作品を完成させ、「pixiv」に投稿するとリクエストは完了です。投稿の際には公開範囲を限定でき、支援してくれた人だけがダウンロードできるギフトファイルを付けることができます。

サービス開始当初に公開された説明画像

3年間で大きく成長したサービス

この機能を使って送信されたリクエストは、サービスが開始されたばかりの2020年10月の時点では約4,000件でした。2023年11月にはクリエイターに送られたリクエストの数は17万件を超えており、リリース初月と比べて40倍以上にも成長しています。

「pixiv」で公開されたリクエスト作品は、これまでに累計14億回以上が閲覧され、1億回以上のブックマークを記録しました。クリエイターとファンの新たな出会いも促進し、創作活動が広がる1つの効果的な機能となっていることがうかがえます。

海外ユーザーの比率が、年々増え続けていることも特徴です。クリエイターの24%、ファンの28%が日本国外からのユーザーで、そこではリクエストやファンレターの内容を自動翻訳する機能も活用されています。

 

作品が探しやすくなるタグの絞り込み

今回、新たに登場した「タグ絞り込み機能」は、ファンにとってリクエストを募集中のクリエイターの作品を探しやすくなるものです。リクエストを募集しているクリエイターの作品一覧から、キャラクターやジャンルや作風に合う作品を、タグを使って絞り込めるようになりました。「リクエストしたい作品のイメージは固まっているけれど、送る相手が見つからない」というときに有効です。

新登場の「タグ絞り込み機能」

使い方は、リクエストのポータルページで、任意のタグを選択するだけでOKです。絞り込みたいタグが一覧に表示されていない場合には、自分で手動で入力もできます。タグの絞り込み結果は新着順で表示され、複数のタグを選んで作品をさらに絞り込むことも可能です。

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「有料リクエスト機能」では、今後は新着以外の順番でも作品を探せるようになるアップデートが検討されています。クリエイターにとっての「自分が必要とされている作品を制作する」「活動の幅を広げる」「創作で収入を得る」ということにもつながる便利なサービスであるため、ぜひ活用してみると良いでしょう。

ピクシブ株式会社
URL:https://www.pixiv.net/
2023/12/27

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