Apple Inc.はApple Watchの登場から10周年になることを記念して“大規模アップデートを施したWatch X”の開発を進行中であるとBloombergのマーク・ガーマン氏が紹介した。また、直近発売のApple Watch Series 9については、マイナーアップグレードとなり、9月12日に発表されるのではないかと言及している。
10周年記念“Watch X”を開発中
AppleはWatch誕生10周年を記念して、"Watch X"と呼ばれる大規模アップデートを計画しているとされている。新しいセンサーや機能、さらには新しいデザインが導入される可能性があり、これまでにない新たなApple Watchシリーズが登場すると期待されている。
アップデートは機能面だけでなく、デザイン面での進化も予想されている。Appleのデザイナーは薄い時計ケースの開発に取り組んでいるようで、バンドの装着方法が変更される可能性が検討されているという。
Apple Watchは長らく、バンドを側面にスライドさせるロック機構の搭載を続いているが、この機構を無くすことでより大きなバッテリーや他の部品を組み込むスペースにできるという。もしこの新デザインが採用されれば、バンドの互換性はなくなると考えられるが、機能面での刷新が期待できると言えるだろう。
血圧モニターやマイクロLEDディスプレイなどが搭載されるか
Appleではマグネット式バンド装着機構やマイクロLEDディスプレイ、血圧モニターなどの技術などの開発を進めているとされている。これらの新機能がどの程度Watch Xに搭載されるかは今後の情報を待つ必要があるが、Apple Watchの10周年記念となるプロダクトであれば、従来よりも大きく進化したデバイスが登場するかもしれない。
“Watch X”という名称だけでこれまでにないApple Watchになることを期待したくなるものの、詳細な仕様について続報が待たれる。なお発売時期については、2024年あるいは2025年頃が見込まれている。なお初代Apple Watchは2015年に販売が開始された。10周年記念であれば、2024年あるいは2025年頃の発売というのは妥当な時期と言えるだろう。
Apple Watch Series 9は9月12日に発表の可能性が高い
Watch Xの開発に注力しているためか、直近で発売を控えているApple Watch Series 9についてはマイナーチェンジにとどまるとされている。Apple Watch Series 8の発売は2022年9月だったので、Apple Watch Series 9が9月頃の発売であれば、例年通り1年越しでの新シリーズの発売となる。Series 9がマイナーチェンジであることを考慮すると、Watch Ｘの登場を待つという選択肢も検討して良いかもしれない。
Appleの新製品発表イベントの日程については、2023年9月12日に行われる可能性が強いとガーマン氏はX（Twitter）にてポストを行っている。
Apple Watchを活用してクリエイターとして進化する
Apple Watchは多くのクリエイターが活用しており、手元ですぐに予定を確認できるタスク管理ツールとしてだけでなく、健康管理にも役立つ。制作や仕事に夢中になってしまいエクササイズなどを怠ってしまいがちな人にとっては、積極的に導入を検討しても良いデバイスとして定着し始めている。
Apple Watchのタスク管理アプリやメッセージアプリを利用することで生産性を向上させるだけでなく、ヘルスケアアプリを活用した運動量計測など健康管理に注力することでクリエイティブに必要なエネルギーの維持を期待できそうだ。Series 9、あるいはWatch Xを機会に、Apple Watchの導入を検討してみても良いだろう。
関連ページ：マーク・ガーマン氏の情報
Apple Inc.
URL：https://www.apple.com/jp/
2023/08/16
