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武蔵野美術大学が画像生成のAI Picassoとタッグを組んで「AI絵画アワード」を実施

2023.06.23 Fri

「武蔵野美術大学×AI Picasso」の企画として、画像生成AIのサービスを使った作品を募集する「武蔵野AI美術大学 AI絵画アワード」が開始された。

対象となるのは、AI Picasso株式会社が展開しているアプリ「AI Picasso」で生成した画像。「ワクワクする世界」をテーマとし、2023年6月22日(木)〜7月5日(水)を応募期間としてTwitter経由で募集が行われている。

従来からの絵画やイラストの制作に携わる人たちの間では、一般的には、画像生成AIについて否定的な見方が強い傾向にある。著作権に関する問題など、懸念される点も多い。今回の企画を武蔵野美術大学が手掛けるのは、一見すると「あまりにも異例な試み」と感じられるかもしれない。

これについて同大学では「近年議論が高まっている技術に真摯に向き合う挑戦となる一歩」であり、「より多くの人に表現する楽しさを知ってもらう絶好の機会」ともとらえている。大学では通常は生成AIの回答をそのまま「自分の作品(自作)」として提出することを禁じているが、研究の一環として授業方針などで「生成AIに作品を作ってもらう」といった課題であれば禁止の対象外となる、という発想だ。

応募の際には、ツイート文に「AIピカソで生成」の文言を含め、指定のハッシュタグ(#武蔵野AI美術大学)を付けて「AI Picasso」で生成した作品をTwitterに投稿。「日本国内在住であること」「公俗良序に反する内容でないこと」「著作権や肖像権を侵害する恐れのない生成画像であること」など各種の注意点もあるため、挑戦したい人は応募要項をしっかりと読んで参加すると良いだろう。

7月6日(木)〜7月12日(水)に実施される1次審査では、募集要項違反や規約違反の可能性のないものを選んで、その中で優れた作品を選抜。DMでの連絡による2次審査では、規約などに関する各種の確認と「作品名」「作者名(アカウント名やペンネームも可)」「受賞コメント」「生成時の入力文言、プロンプト」の提供が求められ、それら全てに協力した作品が受賞作となる。

結果発表は7月14日(金)頃の予定。グランプリに選ばれた応募者には、生成したAI絵画のプリントTシャツ、トートバック、コメント、額装された画(仮)などのオリジナルグッズが贈呈される。

武蔵野美術大学/AI Picasso株式会社/株式会社カヤック/スタディプラス株式会社
URL:https://www.musabi.ac.jp/ai_award/
2023/06/23

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