• はてなブックマーク
  • RSS
  • Line

アート/イベント

東京藝大とJR東日本が上野駅に「CREATIVE HUB UENO “es”」を開設! 第1弾は吉野はるか氏の個展

2024.04.24 Wed

「CREATIVE HUB UENO “es”」の外観

国立大学法人東京藝術大学と東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が、東京の上野駅(浅草口付近)で「CREATIVE HUB UENO “es”」を開設しました。オープニング企画として、2024年5月19日(日)まで、吉野はるか氏の個展「センシティブ デブリ」が開催されています。

アートを軸とした東京藝大とJR東日本の連携

東京藝術大学とJR東日本は、2023年6月に包括連携協定を締結しました。アートを軸とした新しいサービスや価値の提供を目指しています。その一環として、「CREATIVE HUB UENO “es”」が、「Beyond Stations 構想」のモデル駅である上野駅に開設されました。

共創拠点となる「CREATIVE HUB UENO “es”」は、東京藝大の学生や、同大学を卒業した若手アーティストの作品が展示され、“時代を映し出す芸術作品” に触れられる場です。あわせて、上野駅に点在するアート作品などが案内され、多様な文化交流が創出されます。

オープニング企画となる吉野はるか氏の展覧会を皮切りに、東京藝大美術学部各科からの展示を含め、年間で約10回の展示が行われる予定です。

心理学の用語に由来するギャラリー名

このスペースは、駅の交番跡地をリノベーションして開設されました。東京藝大の学生・卒業生の多様な作品を展示するギャラリーであるとともに、上野駅全体を美術館と見立てて、駅構内のアート作品などが紹介されます。

「CREATIVE HUB UENO “es”」の内観

ギャラリー名の“es”(エス)は、心理学の用語で “無意識の領域” を指す言葉です。多様な欲望やエネルギーを内在し、小さくとも無限の表現領域を体現できるスペースを目指して命名されました。

月曜休場で、祝日の場合には翌日が振替休日となります。開場時間は11:00〜19:00で、最終入場の時間は18:45です。

第1弾の吉野はるか氏の個展は5月19日まで開催

オープニングを飾る吉野はるか氏は、2022年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了したアーティストです。旅先で訪れた国・地域の歴史や神話、伝承と自身の体験を重ね、異なる素材やメディアを組み合わせながら、叙情的なインスタレーションを制作しています。

参考作品「etude for debris #1,2,3」
 

今回の展覧会名にある “デブリ” は、フランス語で “瓦礫” を意味する言葉です。会場には、ガラスを素材とした最新作や、会期中に本人によって更新される写真作品を含む5点が展示されます。

今回の展覧会について、吉野氏は、「『センシティブ デブリ』は感情的な部分に焦点をあてた作品群である」と語っています。会期中の4月30日(火)と5月7日(火)は休場となるため注意が必要です。

* * * * * * * * * *

■期間:
2024年4月23日(火)~
※吉野はるか氏の個展は5月19日(日)まで開催

■開催場所:
CREATIVE HUB UENO “es”
東京都台東区上野7-1-1(上野駅浅草口付近)

■問い合わせ先:
国立大学法人東京藝術大学/東日本旅客鉄道株式会社
url. https://ueno-es.jp/

アート/イベントの他の記事

一覧を見る

読込中...

逆引き辞典逆引き辞典

Rankingランキング

急上昇ランキング
連載ランキング