多摩美術大学が「2023年度卒業制作展・大学院修了制作展」を開催します。学内展の会場は同大学の八王子キャンパスです。2024年1月（A日程）と3月（B日程）の2回の会期に分けて開催されます。

学生たちの学びの集大成となる発表の場

多摩美術大学は1935年に設立され、1953年に設置された美術大学です。「自由と意力（Freedom and Will）」を重視し、キャリアサポートまで含めた教育を展開しながら、実践を通してデザインやアートを社会とつなぐ活動も精力的に実施しています。これまでデザインの分野でも、第一線で活躍する数多くのクリエイターが輩出されてきました。

自由と意力 多摩美術大学 | "Freedom and Will" Tama Art University（YouTubeより）

「卒業制作展・大学院修了制作展」は、多摩美術大学で過ごしてきた若き作家・アーティストたちの学びの集大成です。来場者は事前予約を必要とせずに、入場無料で作品を鑑賞できます。

展示学科・専攻は、1月のA日程が日本画／油画／版画／彫刻／工芸／テキスタイルデザイン／環境デザイン／メディア芸術／情報デザイン、3月のB日程がグラフィックデザイン／プロダクトデザイン／芸術学／統合デザイン／演劇舞踊／劇場美術デザインで、いずれも時間は10:00〜18:00（最終日は15:00まで）です。

学科独自の展示や有志の学生たちによる自主企画

八王子キャンパスでの学内展に加えて、学科独自の展示や学生たちが自主的に企画した個人･グループによる展示も開催されます。12月24日（日）〜12月25日（月）には、上野毛キャンパス3号館 103で「演劇舞踏デザイン学科 舞踏公演」が開催されました。

1月以降にも、東京都内および神奈川県内のアートスペース各所で数々の企画が実施予定です。スケジュールは多摩美術大学のWebサイトで随時公開されます。本記事の執筆時点で公開されている今後の予定は以下の通りです。

多摩美は2月23日から始まる「五美大展」にも参加

さらに、多摩美術大学は2月23日（金）〜3月3日（日）に国立新美術館（東京都港区六本木7-22-2）で開催される「東京五美術大学 連合卒業・修了制作展」にも参加します。女子美術大学／東京造形大学／日本大学芸術学部／武蔵野美術大学、そして多摩美術大学の5大学による日本画／油絵／版画／彫刻の分野の合同卒業・修了制作展です。

今年度（2023年度）の開催は、第47回の開催となります。教育効果と学生の制作意欲の向上を目的として始められた企画で、学生たちの作品を一堂で鑑賞できる貴重な場です。この「五美大展」も、入場無料で開催されます。会期中の2月25日（日）には、国立新美術館の3F 講堂で「これからの舞台－国内外の美術活動」と題した講演・学生座談会も実施予定です（先着順：260名）。

■期間（2023年度卒業制作展・大学院修了制作展）
A日程：2024年1月12日（金）～1月15日（月）
B日程：2024年3月13日（水）～3月15日（金）

■開催場所：
多摩美術大学 八王子キャンパス
東京都八王子市鑓水2-1723

■問い合わせ先：
多摩美術大学
url. http://www.tamabi.ac.jp/index_j.htm