wataboku氏の新作個展「堕冥慈」が渋谷パルコで開催！傷・痛みがテーマの2023年の作品を展示販売

2023.12.08 Fri

2023年12月8日（金）から12月25日（月）まで、渋谷PARCO 4FのPARCO MUSEUM TOKYOにて、「wataboku solo exhibition“堕冥慈”」が開催されます。国内外から注目されている人気アーティスト・wataboku氏の新作個展です。

【目次】

制服の少女「SAI」などの作品で人気
「傷・痛み」がテーマとなった2023年
作品販売は先着と抽選の2方式

制服の少女「SAI」などの作品で人気

wataboku氏は、オリジナルアイコンの制服少女「SAI」をモデルにした作品シリーズなどで多くのファンに支持されています。yohji yamamoto 2022 S/S collectionでのコラボレーションや、専門学校モード学園（東京・大阪・名古屋）の2022年度CM、緑黄色社会「Mela!」のMV、冲方丁氏による小説「十二人の死にたい子どもたち」（文藝春秋）の装画などの仕事でも有名です。人物を描いた作品は、目・視線のインパクトが強いものが多く、見る者を強く惹きつけています。

2016年には初のアートブック「感0」（ポニーキャニオン）が発売され、その後に国内各地や海外で個展も開催されました。2022年には、最新の画集「VSI［ブイエスアイ］wataboku ART BOOK」（パイインターナショナル）も刊行されています。この画集は、第1弾の画集から約5年の “進化” が凝縮された1冊です。

「傷・痛み」がテーマとなった2023年

今回の展覧会では、wataboku氏が2023年度に描いてきた約30点の新作およびエディション作品が展示販売されます。同氏は2023年は「傷・痛み」をテーマに作品を描いてきました。2022年に過去の数年分の作品のほとんどを展示し、それらの作品を収録した「VSI」が発売されたこともあり、今年は「過去数年分の右往左往してきた自分の制作意欲を精算したような、達成感じみたもの」を感じながらの制作だったそうです。

会場では、作品を映像技術と融合させたインスタレーションも展開されます。wataboku氏は、近年では現代アーティストとしての活動の幅も広げてきました。同氏の作品はSNS上などでも数多く目にすることができますが、本展はぜひ会場に足を運んで鑑賞したい構成と言えるでしょう。

作品販売は先着と抽選の2方式

展示作品やエディション作品の販売は作品によって方式が異なり、先着販売と抽選販売があります。それぞれの対象作品は、会場にて確認できる仕様です。先着販売の決済は会場での支払いに限られ、発送時期は会期終了後〜2024年1月中旬が予定されています。

抽選販売への応募は、本展に入場（有料）したことが条件です。応募期間は12月8日（金）の11:00〜12月17日（日）の20:00で、12月20日（水）に当選発表が行われます。その後、12月25日（月）までに会場店頭での支払いが必要で、発送時期は先着販売の作品と同じく会期終了後〜2024年1月中旬の予定です。

応募できる作品は1人につき1入場3作品までで、それより多くの作品の購入を希望する場合には再度の入場（有料）が必要となります。また、同じ作品に複数回申し込むことはできません。支払いの際に本人確認が行われ、応募内容と相違がある場合や本人と確認がとれない場合には落選となることもあります。

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展覧会名の「堕冥慈」は、「ダメージ」と読むことができます。「傷・痛み」というネガティブなイメージのテーマでありながら「慈」という文字が含まれているのも印象的です。会場では、ファン必見のさまざまな展覧会記念商品も販売されます。