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Web広告運用&制作の現場での生成AI活用は4割と判明。今後の課題や使い勝手も明らかに

2023.12.04 Mon2023.12.04 Mon

株式会社キーワードマーケティングは11月27日、日本国内のWeb広告運用・制作従事者500名を対象にした「生成AIツールの活用状況に関する調査」の結果を発表しました。この調査は生成AIがWeb広告領域でどのように利用されているか、またその課題や期待される進化について明らかにしています。

生成AI活用の現状と課題

約4割が生成AIツールを活用

調査によると、回答者の40%がWeb広告運用・制作で生成AIを使用しており、その理由として「コンテンツやデザインの自動生成(67%)」や「全体的な効率向上(56%)」が挙げられました。また、使用しない理由として「現状困っていない(43%)」や「導入方法が複雑そう(23.7%)」があげられています。

使用理由は「自動生成してくれる」が最も多い
使用しない理由は「現状困っていない」が最多

生成AIを使用する際の主な課題としては、「セキュリティ上の懸念(38.5%)」「社内ルールが整備されていない(36%)」「理想的な使用方法が不明確(31%)」が指摘されています。これらの課題は、生成AIツールの提供元や使用を促進する企業にとって改善の余地があると言えます。

セキュリティの懸念や社内ルール整備が使用の壁となっている

一方で、生成AIに対する期待は高く、回答者の58.4%が「単純作業の効率化」を期待しています。入稿用CSVファイルの生成や配信結果のデータまとめ作業など、既存の生成AIツールによって実現可能な効率化が期待されています。しかし、有料化の必要性や習得までの時間などの課題も存在します。

約6割が「単純作業の効率化」を期待している

今後の期待と進化

生成AI市場の伸びしろは大きく、調査では「使用していない」と答えた人が60%にのぼります。この調査結果からは、Web広告分野での生成AIの活用がまだ初期段階にあることが伺えます。

生成AIの利用による効率化と品質向上の可能性は高く、今後の進化と広範な活用が期待されています。特にクリエイティブな仕事に従事するデザイナーやクリエイターにとって、生成AIの適切な活用は重要なスキルになるでしょう。

関連ページ:https://kwmlabo.com/research-release/77/

株式会社キーワードマーケティング
URL:https://www.kwm.co.jp/
2023/12/04

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