鳥取県と凸版印刷株式会社は「鳥取県立バリアフリー美術館」を共同で開発した。障害のあるアーティストの作品に特化したオンライン美術館。2023年2月28日（火）にグランドオープンしている。

「鳥取県立バリアフリー美術館」は、360°バーチャル空間を使ったオンライン上の美術館。鳥取県内の障害のあるアーティストの作品が、デジタルデータで展示される。

各種コンテストの受賞作品のほか、県内の福祉施設や個人への訪問・調査により多くのアーティストの作品を収集。高精度の撮影でのデジタルデータ化や写真計測によって3Dデータ化されて展示される。

さらに、この「鳥取県立バリアフリー美術館」は、さまざまな障害の特性に対応したバリアフリー機能も搭載。作品を解説する音声の読み上げや手話翻訳、作品の自動閲覧、表示の色調変更機能などが実装された。

閲覧（入場）は無料で、開設時の展示作品数は103点。最大110点までの展示に対応している。入場方法は、パソコンやスマートフォンなどでWebページにアクセスするだけ。2月28日（火）に実施されたグランドオープン・セレモニーでは、メタバース上のセレモニー会場で、平井鳥取県知事のアバターが開館を宣言した。

鳥取県/凸版印刷株式会社
URL：https://tottori-bfm.jp/
2023/02/28