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アート/イベント

現代アートギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が新スペースに移転。柿落としはライゾマティクス!

2024.07.01 Mon

「Rhizomatiks Beyond Perception」メインビジュアル

「KOTARO NUKAGA(天王洲)」ギャラリーが、TERRADA ART COMPLEX IIの1Fへと移転しました。リニューアルオープン後のこけら落としの企画として、ライゾマティクスによる「Rhizomatiks Beyond Perception」展が開催されています。

広々としたスペースへの移転オープン

「KOTARO NUKAGA(天王洲)」は、TERRADA ART COMPLEX Iの3Fで運営されていた現代アートのギャラリーです。「KOTARO NUKAGA」は、六本木と天王洲に拠点を置き、都内に3店舗のギャラリーをオープンしています。

移転後の「KOTARO NUKAGA(天王洲)」は、約386㎡の面積と5.5mの天井高の広々とした空間です。入口の近くに小ギャラリーがあり、奥には回遊性の高い “ロの字型” のスペースが広がっています。さまざまな表現に対応しやすいギャラリーです。

「KOTARO NUKAGA(天王洲)」外観
「KOTARO NUKAGA(天王洲)」内観

“作品” になったライゾマティクス独自のAIモデル

拡張移転を記念して、2024年6月29日(土)から9月28日(土)までの期間に「Rhizomatiks Beyond Perception」が開催されています。真鍋大度氏・石橋素氏が主宰するライゾマティクスの個展です。

ライゾマティクス(Rhizomatiks)のロゴ

ライゾマティクスはアーティスト、デザイナー、エンジニアで構成され、技術と表現の新しい可能性を探求しているクリエイティブチームです。実験的なプロジェクトを中心に、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&D(研究開発)プロジェクトや作品の制作を展開しています。

今回の個展のテーマは「AIと生成芸術」です。AIモデルがどのように学習して新しい画像を生成しているかを可視化し、“創造的思考プロセス” そのものが作品化されています。あらためて「生成される画像の価値とは何なのか?」を問いかける内容です。

学習モデルには、ライゾマティクスが独自に作成した画像のみが使用されています。ライゾマティクス初の試みとして独自のAIモデルデータも “作品” として販売され、購入者はそのAIモデルを使って画像の生成体験ができます。

AIモデル生成平面作品の参考画像
 

移転前のスペースは改称して運営

「KOTARO NUKAGA(天王洲)」は移転しましたが、これまでのTERRADA ART COMPLEX I(東京都品川区東品川1-33-10)でのギャラリーは「KOTARO NUKAGA Three」へと名前を変え、引き続き運営されます。「鑑賞者を中心に、現代アートの在り方、考え方、楽しみ方を拡張する空間」を目指し、さらなる発展を続けていく予定です。

「KOTARO NUKAGA Three」では、展覧会のみならず、所属アーティストの作品を常設展示するビューイングルームも設置されています。現代アートの研究を担うラボも設立するなど、さまざまな企画が展開されるため、今後も注目です。

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■期間(Rhizomatiks Beyond Perception):
2024年6月29日(土)~9月28日(土)

■開催場所:
KOTARO NUKAGA(天王洲)
東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F

■問い合わせ先:
KOTARO NUKAGA
url. https://kotaronukaga.com/

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