テクスチャの基をつくる
1-1
まず、レースの質感を表現するためのテクスチャを作成する。最初に、新規ファイルを14×14cm(350dpi)で作成し、“ノイズ”→“ノイズを加える...”フィルタを[量:400% ]、[グレースケールノイズ]にチェックを入れて適用。さらに、“ぼかし”→“ぼかし(放射状)...”フィルタを、[量:100]、[方法:ズーム]で2回実行し、テクスチャのベースを作成した1-1。
色調補正でメリハリをつける
2-1
2-2
続いて、イメージメニュー→“色調補正”→“レベル補正...”で、シャドウのカーソルを右に、ハイライトのカーソルを左にずらしてメリハリをつけた2-1。さらに、“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”フィルタを[半径:4pixel]の値で実行。先ほどと同様に、イメージメニュー→“色調補正”→“レベル補正...”で、メリハリをつけるように調整をした2-2。ここで、レイヤーメニュー→“新規”→“レイヤーから背景へ”で、通常レイヤーに変換しておく。
レイヤーマスクでテクスチャを花の形状に見せる
3-1
3-2
3-3
新規レイヤーを作成し、黒く塗りつぶしたら、ペンツールや楕円形ツールを用いて3-1のような白い花を作成。次に、Lesson1で作成したテクスチャのレイヤーを選択し、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“すべての領域を表示”としてレイヤーマスクを追加した。ここで、前面の花の模様のレイヤーを選択し、すべてを選択したらcommand+Cキーでコピー。続けて、テクスチャのレイヤーに作成したレイヤーマスクのサムネールを、optionキーを押しながらクリックして表示させたら、花模様をペーストして配置した3-2。さらに、テクスチャのレイヤーサムネールをクリックして表示を元に戻し、基となった花のレイヤーは削除しておく3-3。
ワンポイント・アドバイス | ||
テクスチャを花のイラストで型抜きする際は、花の中央がテクスチャの中央になるように位置を調節しょう。レイヤーパネルでレイヤーとレイヤーマスクのリンクをオフにすることで、レイヤーマスクの位置のみ移動することができる。 |
花の形に切り抜いたテクスチャをレイヤーマスクに配置
4-1
4-2
次に、最背面に新規レイヤーを作成し、黒で塗りつぶしたら、レイヤーメニュー→“表示レイヤーを結合”を実行した。さらに、新規レイヤーを作成し、白で塗りつぶしたら、レイヤーメニュー→“レイヤーマスク”→“すべての領域を表示”を選択してレイヤーマスクを作成。続いて、先ほど結合した花模様のレイヤーをコピーし、optionキーを押しながらレイヤーマスクを表示させたら、command+Vキーでペーストした4-1。さらにここで、花模様のレイヤーサムネールをクリックして表示を元に戻したら、基となった花模様のレイヤーは削除しておく4-2。
レイヤースタイルで質感をつけていく
5-1
Lesson4で作成した花のレイヤーを選択したら、レイヤーメニュー→“レイヤースタイル”→“ベベルとエンボス...”を選択し、表示されたダイアログで[サイズ:68px]、[ソフト:5px]、[テクスチャ]をオンとして5-1のように設定した。
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本記事は『MdN』2009年11月号(vol.187)からの転載です。
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