

現代は情報化社会といわれているが、インターネットの普及によって、この傾向はさらに加速し続けている。われわれのまわりには処理しきれないほど多くの情報で満たされていて、理解することはおろか、目を通すことも不可能な量になってしまっている。
しかし、それでもなお、人は他者に何かを伝えようとする。そして、膨大な情報の海のなかに、さらに新しい一滴を加え続けている。この一滴を伝えたい誰かに届かせるためにどうしたらよいか、どのように探し、どのように理解するのか、それこそが重要な課題になってきている。
著者のリチャード・S・ワーマンは、Webの普及以前に書かれた前著「インフォメーション・アングザエティ」(邦訳「情報選択の時代」)に引き続いて、本書ではインターネット時代の人と情報の関わり方について、さまざまな実例をあげながら考察している。