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オリジナリティのあるロゴを生かして目を引かせる

2024.9.10 TUE

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 注目させるデザインの掟
 オリジナリティのあるロゴを生かして目を引かせる

オリジナリティのあるロゴを生かして目を引かせる


Design デザインで押さえておくべきこと
 装飾的なロゴをメインに配置する

文字に装飾的な要素を加えて、独創的なロゴを用いると、注目を集めることができる。メイングラフィックとして構成すると、さらに強調されて効果的だ。背景に、温かみのある質感を用いているのもポイント。

 POINT 1 
基となる文字を変形して、ロゴを作成している。特徴的なロゴを用いる場合は、ロゴの装飾部分などをじゃましない、すっきりとした背景にするといい

 POINT 2 
インクのにじみを素材として使用。インクのレイヤーの[描画モード]を変更すると、本物のインクが重なり合ったような表現となる



Making 制作工程で押さえておくべきこと
 ダイレクト選択ツールで文字を変形する

ここでは、イメージに近いフォントで基となる文字を用意して、その文字をダイレクト選択ツールで変形してロゴを作成。正円を組み合わせることで、ロゴ全体のバランスを保っている。また、背景のインクの素材は、[描画モード]を変更して本物のインクが重なり合ったように表現している。

 制作・文  木戸武史(Doubluck Arts)
 URL  http://www.doubluck.com/
 使用ソフト  Photoshop 5.5/CS2、Illustrator 8.0/CS2


1まずは、Illustratorを使ってロゴを作成する。最初にベースとなる文字を入力し、加工できるようにアウトライン化しておく 1-1  。ここでは、ローマン系のフォントを使用した。

1-1
 1-1 



2続いて、文字を加工してオリジナリティのあるロゴに仕上げていく。まずは、アウトライン化した文字のいたるところを、ダイレクト選択ツールを使って変形 2-1  。アンバランスにしていくと、おもしろみのある形となる。さらに、ポイントとなる正円のオブジェクトを追加していく 2-2  。バランスよく配置したら、ロゴの完成だ。

2-1
 2-1 

2-2
 2-2 


3続いて、アナログな雰囲気の背景を作成していく。まずは、黒インクを水で薄めて紙ににじませ、基となる素材を用意する 3-1  。組み合わせたときに単調にならないように、複数用意しておくとよい。この素材をスキャンし、Photoshopの新規ファイルに配置する。続いて、背面に任意の色で塗りつぶしたレイヤーを用意したら、インクのレイヤーを[ 描画モード:スクリーン]に変更する 3-2  。これで、インク部分に色がついた。レイヤーを統合し、そのほかの素材も同様の手順で着色していく

3-1
 3-1 

3-2
 3-2 

3-3



4工程3で作成したインクのモチーフを、レイアウトしていく。まずは、Photoshopの新規ファイルを作成して、淡い色で塗りつぶしたレイヤーを用意。その前面に、工程3で作成したインクのレイヤーを配置していく。インク同士が少し重なるように配置していくのがポイントだ。配置したら、インクのレイヤーを[描画モード:乗算]に変更 4-1  。インクの重なり具合やバランスを見ながら調整していく。最後に作成したロゴなどの要素を配置すれば、完成だ

4-1-1

4-1-2
 4-1 








MdN 2008年5月号(vol.169)

本記事は『MdN』2008年5月号(vol.169)からの転載です。
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